第62話 『半魚人ツヨシ』への先生のコメント

この記事は、私が小説講座の1回目終了後に書いたプロット&小説に、先生がくださったコメントについてのものです。

自分のために、振り返りや分析を書いていくだけですので、面白そう……というならお読みいただければ!


●チオリの戦闘力

我流で100万字以上書いた。

プロット無しで書いている現代ドラマ23万字は7800PV。

他サイトに掲載したBLは15万PV。


●H先生情報

専業作家。

各ページの具体的な文を拾って、その文の役割について指摘してくださいました。


●講座情報

初心者向け。

小説を書いたことのない方も参加。

講座は、第3回までがプロットの作り方。

三題噺で練習しながら、「物語を作れるようになりましょう」が目標。

にも関わらず、プロットだけでなく小説まで出して先生にご迷惑ヲカケマシタスミマセン。


●コメントいただいた作品

①半魚人ツヨシ

https://kakuyomu.jp/works/16818093077253196159/episodes/16818093077253989154


②他星の王子さま

https://kakuyomu.jp/works/16818093077177982740/episodes/16818093077178238042



●以下、振り返り

①半魚人ツヨシについて

プロットの起承転結自体は良かったもよう。

元々、1回目の提出は、プロットづくりの基本を理解するために、わかりやすい話にしました。


日頃は「こう書いたら読む人が喜ぶだろう」とか、「こうしたら読んだ人が吐き気をもよおすだろうw」が優先なんですが。


そう考えれば、まず狙い通りの結果は出せました。

ただ「オチが弱い」ということで、それはまさしく。

キレイな話で終わっているので、私の作品の、10作のうち1作がこれならいいけど、3作くらいになったら私らしくない感じ。

(だからと言って、さすがに最初の宿題に蛸小説出せる人間ではないw)


その分、次回の宿題提出は、同性愛とホラーにしました。

自分の得意?分野を見ていただく所存。



さて、こっからが本番。

どこを直せばよろしいか。

端的に言えば、

①設定が甘い

②ご都合主義(理屈のつながりが弱い)

③描写が無さすぎ

です。



まず、先生から「半魚人の生態」に対してのご質問が。

くっ……俺は、半魚人に詳しくないんだ……www

実を言うと、半魚人のイメージは、インスマスにいる「深きもの」です。

深きものは、結構トレンチコート着て出歩いてるよね?

そんな絵本チックに程度に考えていたが、多分先生の頭の中には超リアル半魚人が想像されているのでしょう。

私の拙い言語の刺激からの、先生の解像度が高すぎる……。



その先は、背景設定の無さからくる、描写の不自然さの指摘。

これはたしかに、書いているときも「適切に情報を開示する」のが難しいな、と思っていたので、その悩みが設定の荒さにあると学びました。



次に、会話に対する指摘→背景描写を入れてリアリティを出す。

なるほど。

会話ばかりになりがちな私の作品。

『ギャグマンガ日和』が好きな私には、会話で遊ぶのが一つの楽しみなのでここは難しいところ。

その時の作品の方向性に合わせようと思いました。



次は、訛りについて。

この作品を書いていた頃、私は訛りホラーを書くことにハマっていたので、ちょっと冒険的に入れてみていました。

やはり、訛りの必要性を指摘されました。

標準語よりは海のおばばを身近な感じになるかな、と思ったのですが、あまりに訛りを入れると読者が二重に読まなくてはならない……というのはたしかに、と思いました。

語尾程度に留めてはどうか、というアドバイスは理解。



そして、たびたび先生の中に湧き上がる「なぜツヨシは半魚人になったのだろう」疑惑www

自分にとっては「なぜ自分は女に生まれたのだろう」みたいな感覚なので、ノーマークなところでした。

そう考えると、やはりコメントをいただくのは大事だと思いました。

たぶん、無意識の中に「深きもの」設定があり、「ツヨシは深きものの血を引くもので、津波の力、(もしかしてクトゥルフ様の復活の予兆かもしれない)により目覚めた」という確信的なものがあったかもしれません。

ジャンルがファンタジーじゃなくて、ヒューマンホラーだったことが判明www



さらに続き。

通夜では、心理的な動きがあるので、指摘が増えています。

どうやら、私の書き方は「読者が関心ある(であろう)情報を優先して提示」してるようだと気づきました。

先生の指摘から考えるに、それを「登場人物のその場に相応しい段取り」にするのが必要そう。

元々、小説の書き方自体がわからない私は、全ての作品がほぼ一発書きなのです。

直し方もわからないから、見直しても意味ないねんwww

ですが、思いつきをどう生かして、直すならどうするかがうっすら見えたような気がします。



と、もっと突っ込まれてますが、大まかにとらえるとこんな感じ。

あとは、一回でも二回でも実践でどこまでできるかですね。



大きく設定が揺らいだのは、半魚人=深きもの、なので、それを生かすと息子世代も深きものであり……

いや、話、全然違ってくるやないかいw



次回は、王子さまの方の振り返りですー。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る