タイトルの『ペンギンコード』はSNSの名前。MBTI診断のような性格診断で、ペンギンタイプの人が使用しているSNSです。 様々な意見が飛び交うSNS。ペンギンタイプには息苦しかった世界で生まれたペンギンコード。しかし他のタイプたちはどうしているのでしょう。それは……。 ペンギンを通じて、SNSのありかたについて考える、興味深い作品でした。
この作品は自分の考え方を大きく変えてくれました。社会に馴染めなくて環境に苦しめられても、我慢したり適応できるように自分を変形しなければならないと思っていたので、作中のあるセリフは胸打たれました。「SNSに向いてない人」、「なんのために利用するのか」について考えさせられます。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(1714文字)