【KAC20242】多分、内見エッセイ。

豆ははこ

きっと、内見エッセイ。

 ありがたくもおなじみの皆様、そして、初めましての方々、こんにちは。豆ははこと申します。

 KAC20242の締め切り日当日、ぎりぎりの投稿かと思いましてこの挨拶とさせて頂きました。

 おはようございます、こんばんは。に適宜ご変換を頂けましたら幸いです。


 本作は、エッセイ、ではなく、エッセイ。です。豆ははこのエッセイ。シリーズの証を付けさせて頂きました。

 そんな内見エッセイ。の前に少しだけ、賃貸マンションのお話をさせて下さい。


 エッセイ。レギュラーの旦那さんと結婚しまして、今よりは若い(ははではない)豆が最初に住んだ賃貸マンション?(アパートでもなくマンションでもない、くらいの物件)は広くて過ごしやすい物件でした。

 真下のお部屋のお子さんが室内でサッカーをするなど色々ありましたが。


 こちら、室内でサッカーは書ける色々のうちの一つでして、実はこのマンション? には書けない色々もございました。


 内見のときは、特に問題もなく、だったのですが。


 確か、当時の真下の部屋にお住まいだった方は普通の勤め人の方でした。引っ越しのご予定があったと知りましたのは、入居のご挨拶に伺ったときでしたね。

 新しい真下のご家族がいらしたのは、豆たちの入居後……。


 まあ、そういうこともございます。


 気を取り直しまして、内見エッセイです。

 内見時、既に普通でなかった物件につきまして、の内見エッセイ。を始めさせて頂きたいと思います。


 旦那さんと一緒に、割と内見には行きました。我が子さんが生まれてからが多かったですね。


 マンションの内見は今と違い、予約なしでも伺えました。


 現在は、基本的には予約が必須ですよね。

 今でも感染症対策などを徹底されていて、人数制限を、というところもあるかも知れませんね。


 伺ったのは、確か、モデルルームだったと思います。

 やたらと営業の方が「今人気で……」をアピールしてきました。


 「今回は見るだけですよ、見るだけが不可なのでしたら、見学しなくていいです」ときちんと先に伝えていたのに、です。


 モデルルームは理想を詰めた場所というイメージがありましたので、見るだけのつもりだったのです。

 マンションを購入するなら、完成後に他の部屋でもいいから本物を見せてもらってからにしたいと思っていました。


「そんなに人気でしたら、希望の方にどうぞ」  


 そんな風に言いかけていたのですが、営業さんが熱心そうな他のお客様のところに向かったのをいいことに、すぐに退出をいたしました。


「あれは、買わへん」

 旦那さんの言うとおりだなと思いました。   


 売りたいのならば、お客様の考えを読めないといけませんよね。


 あと思い出しましたのは、戸建なのですが……坂の上、というのがありました。

 こちらは、予約をきちんとして向かいました。

 ネットかチラシか、どちらからか。駅から徒歩何分の表示がありませんでしたね、そう言えば。


「小学校などはどこになりますか?」

 スーパーとかでもよかったのですが、とりあえずこちらをきいてみましたら。


「ああ、あるはずですよ」

 営業さん……。それは、どこかにはあるでしょうよ。


 家自体は古いけど、リフォーム済できれいなお家でした。

 住まない、購入しない場合でも、室内はこういう感じというのを見ることができると、経験値がたまりますね。


 ウッドデッキだけが立派な家も印象に残っています。

 ここは予約なしで入れましたね。チラシを見て、だったかな。


「これは……ここは……!」と営業さん、やたらと庭推しをしてきます。ほかになかったのかな。


 こちらも、先の戸建も、そそくさと帰りました。

 あ、ウッドデッキの戸建は芝生も立派でした。ただ、家はとにかく狭かったです。


 広い家も内見しました。

 確か、6LDK以上の和風建築。

 収納も多く、室内で走り回れる畳の部屋。


 「大丈夫ですよ、どうぞ」と言われて我が子さんが押し入れに入らせて頂いたような記憶もあります。押し入れもかなり広かったような……。


 すごいですね。

 今から考えますと、掃除がものすごくたいへんですよ、このお家。


 当時は、すぐ裏が川で、公園になっていたのが気になりました。虫と、それから騒音ですね。治安もですか。


 許可をもらい、近所を歩いてみますと、交通量の多い道が通学路でした。


 ここは、営業さんがかなり普通でした。でも、すみません、こちらもなしです。


 そして、最後に、この内見エッセイ。を書くにあたり、旦那さんに回想してもらいまして、ワーストワンの「あれはない」という感想がでました戸建物件をご紹介いたします。


 その中古物件はリフォーム済と言われ、「大丈夫ですよ」とのことでしたので、内見前に周囲を確認しに向かいました。

 すると、リフォーム業者さんが玄関に座って煙草を吸っていました。聞いていた住所です。インパクトがありました。


 もう内見、する必要ないんじゃ……という雰囲気ですね。

 それでも、予約はしてしまっていたので、すぐあとから来た営業さんに鍵を開けてもらいました。

 リフォーム業者さんがいらしたことは伝えましたが、あまり驚かれませんでした。


「配線工事とか、何かの確認にきたのかも知れませんね」

 リフォーム済ではなかったのでしょうか。


 結局、温水便座と便器の色が合っていない、壁紙が怪しい、階段が狭い……と色々なことが気になる物件でした。


 これはやはり、リフォーム済ではないのかも、と思いまして一応尋ねました。


 そうしましたら、なんと。

「リフォーム済ですよ、便座の発注はわたしがしました。少しでもお安くご提供するために」

 自信満々でこう言われてしまい、リフォームへの質問はもう無理だ、と感じました。


 立地はよかったのですが、内見中に「お次にご希望の方が……」と何度もせかされます。

 まるで、買わないことがよくないことのように、しつこい。


 それまでは普通ではないと思っていた過去の営業さんたちが普通に思えてきました。普通の営業さんもいらっしゃいましたが。


 なぜ、こんな物件とリフォーム業者さんと営業さんなのに旦那さんと豆ははこは「もう見なくていいです。失礼いたします」と言わなかったのでしょうか。


 実は、この時は色々と物件を見ていて、たくさん拝見したのに希望どおりのものが出てこないため、内見に疲れていた時期だったのです。 


 これで、この家を契約してしまっていましたら、このエッセイ。は黒歴史の方に応募しないといけないかも知れません。


 進行中の黒歴史。

 しかも、取り返しがつきませんね。


 ご安心下さい、大丈夫です。


 この頃に内見しましたマンション、戸建には結局、住んではおりません。


 結局、最後の物件の営業さんに色々と書類を預けられてしまいました。


 検討の結果、結局「やめます」と旦那さんが伝えました。当たり前ですが。


 「それはやめるよね」ですね。


 その連絡をしましたら、営業さんがあっという間に書類を取りに当時の賃貸にやって来て、慌ただしく書類を持ち去ったことには驚きましたね。 


 一応、「次の方にお渡ししますので」と言いながら忙しげに帰っていきましたが、次の方に売却したのか、売却できたのか。


 どうなったのでしょうか。

 次の方は、そもそも、いらしたのでしょうか?


 ……こんな風に色々と内見ができましたので、最終的にはよい物件に住んでおります。


 ですが、たいへんな時間が掛かりました。


 もしかしたら、ですが、あまりにも決まらなくて、つい、ここがいいのでは? と思ってしまっていたら、この頃に内見したマンションや戸建で契約書を交わしてしまっていたかも知れません。


 怖いです。

 結果的には、ちゃんと検討ができましたので、本当によかったです。


 賃貸でも購入でも、内見は必要です。そして、落ち着いて検討することが大事です。


 また、営業さんには色々な方がいらっしゃいます。内見とともにそちらも学ばせてもらった気がいたします。


 本作はこちらにて終了いたしますが、サッカー場になりました下の部屋など、皆様にお伝えできます賃貸住まいの話はいずれ、連載中の【連載版】『多分、エッセイ。』に書ければと思っております。

 内見エッセイも、別の物件を思い出しましたら書かせて頂くかも知れません。


 最後にその【連載版】『多分、エッセイ。』を紹介させて下さい。

 https://kakuyomu.jp/works/16818023213551366748


 どうぞよろしくお願い申し上げます。


 そして、こちらの『多分、内見エッセイ。』をお読み頂きましたこと、誠にありがとうございました。

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