俺の女神が余計なことをしてくるから狂いっぱなしだ。

俺、 楽多太郎 。

３２歳。独身。
仕事は図面描き。

超ホワイトな企業で働いている。
職場は俺に優しくて働きがいが持てる環境だ。
十分満足している。

しかしある晩、夢の中で女神二人が現れ、

「これからが人生の本番です」
「絶望しても、死なないで」

と告げる。

この夢を見た日を境に、俺の人生は狂い出すのだ。