この縁と旅路は、救済か報いか、それとも自ら選んだ贖罪か

未完作品ゆえ、今後このレビューも加筆修正される恐れがあることを
まずはお許しください

作中に登場する人物には、既に終着点が設定されております。
そして、読み手はその終着点へ向かう旅路を共に見つめることになります。

彼らの進む道は、選択肢に溢れており、あるいはその過程で結末が変わってしまうような場面もあったのかもしれません。
ですが、彼らはまっすぐにその御仕舞に向かって進んでいきます。

ですが、終着点は……まだ終わりではありません。
彼らは、そこでもう一人の自分と向き合い、話し合い……決断を迫られます。

彼らの、真の到達点とは……何処なのでしょう

人物も時代も飛び越える、転生なのか群像劇なのか───
それさえも、いまだ私には掴めない……この物語のたどり着くところまで
私は、ずっと掴まれていたいと思ってしまいました。