第7話 ○○には、3分のしあわせがあった……



「大きいドングリの木ですね~」


 その言葉に俺は、『連結した世界樹の根教徒』たちと世界樹の外に出て大きいドングリの木いわゆる世界樹を見上げた。

 まわりには、平均身長31.58センチ(人間換算157.9センチ)平均体重424グラム(人間換算53キログラム)で蝶の羽ちょうのはね外見年齢17才の美少女フェアリーの群れが飛んでいた。

「いつも通りだな……」

 俺の星座は、『フェアリーの友達座』でフェアリーがみられるのは俺にとって縁起えんぎがいい。


「ああ! 全てを破壊しながら突き進むバッファローの群れが現れる、狂った世界を回避できた! みんな喜ぼう! 我々の闘いは無駄ではなかった!」

 80代の『連結した世界樹の根教徒』の男の言葉に、みなが笑顔で泣き始めた。


 俺も……いや僕も、笑顔でうれし涙を3分間流した。

 僕の闘いは、これで終わりだ!

 世界の改変は、回避されたのだ!


                 完

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【短編】【KAC20241】【KAC20241+】○○には三分以内にやらなければならないことがあった。 南都那氏(なんとなし) ニート風味 @nanntonasi

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