お父さんは厨二病!
あまりゅう
ちょっと変なお父さん
高校2年生の私の朝は早い
朝練のために5時にはいつも起きている
そして台所にはいつも...
「ちょっとお父さん!?昨日も夜遅くまで仕事してたんだから朝食くらい私に作らせてよ」
「お父さんが一徹くらいでくたばるわけないだろ?いいからさっさと食べなさい」
この人が私の父。
お父さんの仕事が何なのか私は知らない。
在宅ワークということは知っているけれど...
私が聞いても
『お父さんはな、世界を創造しているんだ!』
と、要領を得ない回答ばかりだ。
朝食も食べ終わりもう家を出る時間だ。
玄関に向かうと...
「おーい!秘宝の箱を忘れているぞ!!」
この家で...いや、お父さんが言う『秘宝の箱』とはお弁当のことである。
「ありがと〜じゃっ、いってくるね!」
「いってらっしゃい」
私は案外このお父さんのことが嫌いではないのかもしれない───
お父さんは厨二病! あまりゅう @amaryu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます