おいてゆく

朝日が眩しいから

中々足を出せないでいた

背が伸びる割に 自分の心は

どうして 育ってくれないのか

もう何年も経ったというのに

あの木はいまだに実がならない


あなたの背中に影が落ちる

あなたの体も小さくなってゆく


分かってる 知ってる

時間が無限ではないこと

決められた終わりの音

刻んでいる 等しく

戸惑いと 憂慮が

いつまでも止まないから

終わりを自分から決めたい


あなたの笑顔に胸が詰まる

あなたもいつかは眠ってゆく


分かってる 知ってる

時間が戻りはしないこと

始まりさえ無くなれば

笑えるだろう きっと

後悔と 寂しさが

いつまでも消えないから

この手で自分を消したい


でもそれを あなたは許さない

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みちばた 折居 澪 @hi7no5hikari6

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