応援コメント

二〇四話 亀装鋼から、私への言伝」への応援コメント

  • 后妃という立場を自覚している静の潔さ。鬼娘として妖水を搾取させられ奴隷の如く故郷で虐げられた生贄が、国家存亡に関わる一大事に、正に生まれてすぐ生贄に捧げられた時と同じ様に、今度は自分の意志でその身を捧げ様とされる。只、今回はスケールの差異と守らなければならない貴重な存在を果たして犠牲に出来るのか、母として。かなり重い決断を強いる思いに居た堪れない心境です。

    作者からの返信

    おはようございます。応援とコメントありがとうございます。静は立場を、立ち位置をわきまえすぎているが、それもこれもそう、体のいい奴隷のように扱われてきたが為に。国という大きな個の為に贄となる。正しいかどうかは置いておいても悲しい選択を迫られる彼女は皇子の母として、皇族の端くれとして在るか、ただひとりの皇子の為に在るか。その選択ひとつでたくさんの命の運が左右される。本当に、重責でしかないのでしょうね。