僕は帰るよきっと帰るよきみのところへ

何故か人類の数がどんどん減っていき、急速にゆるゆると滅亡へ向かっていく。主人公は新幹線に乗って東京にいるときに人類滅亡の間際に立ち会い、危惧する。このまま自分が帰らなければ、実家にいる犬がひとりぼっちになってしまう!

主人公は歩き続ける、犬のために、たとえ身体がボロボロになったとしても。

犬の、そして犬を愛する人のための短編小説。
人間だって犬のために旅に出るのだ。