マロンちゃんは猫の女の子。下僕の為に、平和で安心できる空間を作るために、日夜大活躍をしています。今日だってほら、下僕が戻ってくるまでの三分間が勝負です。何と戦っているかって?それは読んでのお楽しみ。マロンちゃんの活躍に思わず拍手👏あぁ~、だけどね。可愛い尻尾が……。マロンちゃんの健気なお話です。
猫のマロンは、今日も下僕(飼い主)に快適な生活をさせてやろうと頑張ります。そのためには、あいつと戦わなければなるまい。じわじわとそいつに近づき……その結果、三分後のマロンの姿は、下僕を二度驚かせることになります。猫を愛する人なら、「あるある。でも、そういうとこも可愛いのよ〜♡」と言ってしまうこと請け合いです。
猫の狩猟本能って、子どものために発揮されるんだと思いますが、飼い猫は飼い主のために発揮することもあります。でも、あなたが飼い主と認識されているとは限らないわけで(笑)。
最後に「ぎゃー!」ってなるけど、それすら微笑ましい。私は猫を飼ったことがないから想像ですが、なんか現実に「ありそう」なエピソードでもある。リアリティがありつつコミカルで、面白いし読みやすかったし良かったです。「なにか短編読もうかな~」と思っている方におススメの逸品です。最後に作者様へ。執筆お疲れさまでした。楽しい物語をありがとうございます。これからも頑張ってください!