残り3分。強烈な疾走感、焦燥感。

作中で主人公が走っている速力は多くの陸上競技よりも、さらには主人公の本来のコンディションでの速力よりも遅い。

しかし「レース小説のスピード感は数字じゃない」がこれほど明確な作品は珍しい。

それがどのように明確でまた「数字としては速くないが疾走感にあふれている」のかは、ネタバレ防止のために伏せておきます。


諸姉諸兄には是非とも一読をお勧めします。


評者としても実に勉強になりました。

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