天ッ狐、それから虹
@asahi2763
0―ハジマリ
はじめ、空から落ちた翼なきモノ。
はじめ、ひとそれ見て神様と呼び
はじめ、禍この地にもうじき来ようと喚き
はじめ、空から落ちたソレを恐れ慄き
はじめ、我は空に落ち、地に立った。
はじめ、我は『天ッ狐』と呼ばれた。
はじめ、我は神様として奉られた。
はじめ、我を見、ひと禍そのものといった。
『天ッ狐』、それ即ち、現代の天狗と言われるモノ。
となっているが、本当にそうだろうかー。
ただ、ただー偶然だったのではないだろうか。
誰かの話に、誰かのそれらしい話に騙されただけではないだろうか。
そう、キツネに騙されたのかもしれない。
なら、それは何故だー?
さぁ、それはどうだろうか。
それこそ
『天ッ狐』、彼らしかそれに答えられるものはいないだろう。
本当は空から一度も降りたことのない彼らに声を届けることが出来るならー
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