アムアと届かぬ独り言

僕の仕事は爆撃地点を決めたらそこに向かってただ落ちるだけ。私情も感情もそこには要らない。ただ、無機質な毎日だ。僕を指揮する上官には毎日罵倒されている。厳しいながらも優しい人だと僕は思っている。
そんな日々の中でもし、少しでも本音を話していいのなら僕は旅に出たいと思っている。見たこともない景色を見てみたい。知らない何かに触れてみたいそう思っているんだ。
それに友達もいる。自分のことをいきなりコロットとか言いだす変な奴だ。ある日のことだった。いつものように爆撃を終えた僕のところにコロットがやって来て上官が泣いていたというウワサがあると言った。僕はそのウワサが本当の事だとは信じられなかった。だから僕はコロットの言うことを否定した。すると僕はアルマ長に呼ばれた。上官より偉い人だ。そのアルマ長が言うに…続きを読む