なんちゃって散文詩

加藤とぐ郎No.2

覗き魔

彼らがやって来る。一人が金を渡す。


笑いながらどこかへ行く。金を渡した者が座り込む。


彼女がやって来る。二人で去って行く。


次の日。


彼らがやって来る。一人を痛めつける。


笑いながら痛めつける。痛めつけられた者がうずくまる。


彼女がやって来る。警官がやって来る。彼らが逃げていく。


次の日。


彼らがやって来る。私に気が付く。


笑いながら近付いて来る。私は黙って立っている。


彼女が店に入る。二人で入って行く。

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