第19話 最終回



 俺はしばらくその場に立ち尽くした。


 ロイヤルやストフラ、フォーカードの写真が乱暴に剥がされた店内の壁を覗き込みながら俺の頭の中が真っ白になった。

 俺は混乱した頭の中でバイト初日にマエダが言っていた事を思い出した。


(店が閉まっている時は店の人間が誰か居るから向かいの喫茶店に行け)


 手入れ情報などが入った時は店を閉めるのでその時は店の向かいの喫茶店に行けばだれか店の人間がいる事を思い出した。

 俺は向かいの喫茶店に入って行った。

 客がまばらな店内を見回すとケツモチの紫スーツの男とチンピラが二人、店の隅っこにオーナーの秘書と紹介された和服の女性と座っていた。

 彼らはちらりと俺を見た後、興味なさそうに視線を戻した。

 そして、店内中央にこちらに背中を向けて見覚えがある人が座っていた。

 マエダだ。

 俺はマエダの所に行った。

 前に回ってマエダの顔を見た俺は息を飲んだ。

 よう、と俺に手を上げたマエダはまるでフルラウンド、ブルファイトで戦ったボクサーみたいに顔が腫れ上がっていた。


 目なんかは見えているのかどうか判らない位に腫れ塞がっていて、口も腫れていて少し聞き取れないくらいの話し方をしていた。


「よう、来たな。

 コーヒーで良いか?」


 マエダはカウンターの無愛想なウエイトレスにコーヒーをひとつ頼んだ。


「マエダさん…その顔…」

「ああ、店があげられちまってよ。

 おやじが癇癪起こしたんだ。

 …まぁ、ぶん殴られるのは馴れてるからよ」


 マエダは笑顔を浮かべた様に見えたが、その顔は痛々しく引き攣ったように見えただけだった。


「今日の午前中にいきなり手入れが入ってよ。

 俺はたまたま店にいなかったんで助かったけど、ワタリも引っ張られちまった。

 たまたま早番で入っていてな」

「ワタリも…」

「心配するな、店員なんかは罰金刑の略式で済むからよ。

 ただ、あいつは未成年だからなぁ~。

 まぁ、できる限り面倒見るつもりだよ。

 ツダには電話で連絡付いたんだけど、お前は学校だったからなぁ」

「いったい何故…警察の情報が入って来るって…」

「ニシカワの野郎だよ」

「ニシカワ…」

「刑事のトガシが内緒で教えてくれたんだ。

 どうもニシカワらしい野郎がうちの店でヤクやチャカの取引をしてるって有る事無い事垂れこんだらしい。

 それに銃器犯罪捜査課が飛びついたらしいな。

 警察も落ちたな…ガセ情報に振り回されやがって…

 今、うちとケツモチでニシカワの行方を捜しているぜ。

 奴も絶対にやっちゃいけねえ事しちまったな」

「………」

「いま、名義人が出頭してる。

 まぁ、お前が捕まる事はまず無いからよ。

 その辺りの心配はするな」

「…はい…」


 マエダが懐から封筒を出した。


「これな、お前に退職金だ、お前は短い間しか働いていないから少なくて悪いんだけどな」


 マエダはやや厚みがある封筒を俺の方に滑らせた。

 ウエイトレスがコーヒーを持って来た。


「ほら、怪しいから早くしまえ」


 俺は慌てて封筒を上着の内ポケットに入れた。


「ワタリはどこに留置されてるんですか?

 俺、面会に…」

「ばか!面会なんかするんじゃねえぞ!

 お前まで目を付けられるだろうが!」

「…はい」

「ワタリは俺が面倒見るからよ。

 お前なら何でも器用にこなすからどこでもやっていけるだろうが、ワタリは気が良い奴だけどおつむが弱いしちっと気が短いからなぁ。

 奴は俺みたいなのが面倒見ないと、誰かずるい奴に利用されてムショとシャバの行ったり来たりになっちまうからなぁ…」

「ワタリが出てきたら、俺、会えますか?」

「…ソノダ、お前と俺たちは…何つうかよ…住む所が違うんだよきっと」


 マエダは俺に一枚の名刺を出した。

 名刺にはマエダの名前と、ある関西系の広域暴力団の武闘派で鳴らした組の名前が書いてあった。


「俺の連絡先だ。

 もし何かで困ったらここに連絡しな。

 でも、その時は俺たちと同じ世界に住む羽目になるかも知れないぜ。

 俺は凄くがっかりするけどよ、お前は使えるからその時は面倒見てやるよ。

 …俺は…凄くがっかりするけどな」

「マエダさん…」

「おっと、その腕時計、やっぱりお前には似合わねぇや。

 お前の腕も時計も居心地悪そうだな。

 それを質屋にでも入れて金に換えて好きな時計を買えよ」

「…でもこれはせっかくマエダさんがくれたのに…」

「バカだなぁ…な?

 は~、お前は何つうかなぁ、御人好しなんだよ。

 やっぱこの業界は向いてねぇや。

 その時計は足がつかねえから安心しろ。

 いいか?質屋じゃ買取してもらうんだぞ。

 そうすりゃ、少しは高く金貰えるからな」

「はい…」


 俺とマエダはしばらく沈黙した。


「マエダさんは…大丈夫なんですか?

 そのう…」

「あははは、大丈夫だよ埋められたり沈められたりはしねえよ!

 またどこかでポーカーゲーム屋でもするつもりだ。

 俺はしぶとい男だからな」

「…」

「ソノダ…今までありがとうな」

「マエダさん…こちらこそありがとうございました」


 俺は少し淋しくなった。


 たった一週間しか一緒に働かなかったのになぜだか凄く悲しくなった。

 もう、目の前に座っているぼこぼこに顔を腫らしたパンチパーマの小男と二度と会えなくなるかと思うと急に目頭が熱くなって来た。

 たとえ顔を晴らしていなくとも街中で向こうから歩いてきたら距離をとってしまうほどの小男だけど、えも言われない迫力があるこの男と、そして物凄く優しい笑顔を浮かべるこの小男ともう会うことはないと思うと…俺は…俺は…俺はものすごく…


 マエダは目を押さえてうつむいた俺を見て、慌てて言った。


「よせよよせよ!

 男の子は泣いたら駄目じゃねぇか」

「はい…」

「じゃぁ、用事はこれで終わりだ。

 その金で旨い酒でも飲みな………ソノダさん、どうか立派な人間になって下さい」


 マエダは急に姿勢を正して顔を引き締めると俺に言った。


「え?」


 俺はマエダが一瞬何を言っているのか判らなくて顔を上げた。


 マエダが、腫れてふさがりかけた目で俺を見つめながら、もう一度姿勢を正して言ったんだ。


「ソノダさん、どうか…どうか立派な人間になって下さい」


 そして、マエダは俺に向かって深々と頭を下げた。


「……はい、判りました。

 …俺、頑張ります…一所懸命頑張ります…

 …頑張ります…今まで…今まで本当にありがとうございました」


 俺も思わず頭を下げて答えた。


 テーブルに俺の涙が落ちた。

 俺が涙声で答えると、マエダは頭を上げてそっぽを向いた。


「…さて話はそれだけだ。

 サッサと消えな。

 …元気でなソノダ……楽しかったぜ」


 心なしかマエダの言葉も涙で歪んでいる様な気がした。

 俺は目をこぶしでぐっと拭いてから席を立ち、出口に向かった。

 入口で俺はもう一度振り返って頭を下げた。


「今まで…どうもありがとうございました!」


 俺が言うと、マエダは向こうを向いたまま片手を上げてヒラヒラと振った。

 マエダは二度と振り返らなかった。

 俺が最後に見たのはマエダの後ろ姿だった。

 俺は涙で歪んだ視界の中を歩いて、いつの間にかに学校のそばの喫茶店に入っていた。

 コーヒーを頼んで、マエダから貰った封筒を開けたら、中には綺麗な札で36万円入っていた。

 きっとマエダがシコシコと作った裏金で出してくれたんだろう。

 俺はお札とマエダから貰った名刺を財布に入れた。


 財布はお札でパンパンに膨んだ。

 でも、俺はこのお札が全部無くなってもいいからもう一度店が元に戻らないかなぁと思った。

 心の底から思った。

 もし神様が願いを聞いてくれて、そうなっても決して後悔しなかっただろう。

 迷う事無く持っているお金を全て差し出しただろう。


 俺は涙が止まるまでコーヒーを飲みながらしばらく座っていたけど涙が傷口から滲む血のようになかなか止まらなかった。。

 やがて俺は店を出ると新大久保の質屋に行った。

 俺は腕時計を外してカウンターに置きながら、買い取りで、と告げた。


「75万」


 時計を手に取りのぞき込んでいた店の親父がブスッとした顔で言った。


「え?75万?」


 俺は聞き返した。

 そんな高額になると思わなかったんだ。


「85万円、それ以上出せないよ」


 店の親父は俺が聞き返した事を安くて文句をつけたと勘違いして値段を吊り上げた。


「それでいいです」


 俺が運転免許証を出して書類にサインすると現金85万円が目の前にどさりと置かれた。


 札を数えてから財布に入れようとしたが、とても入りきらないのでバッグにねじ込んで質屋を出た。

 そして新宿の時計屋に行きオメガを買った。

 店員さんが俺の手首に合わせてベルトのコマを詰めてくれて時間を合わせてくれた。


「つけて行きますか?」


 店員が聞いたので俺が頷くと時計の箱と時計を差し出した。

 俺は腕に時計を巻き、箱をバッグに捻じ込んで店を出た。

 そして財布とバッグにはまだまだお金があったので、区役所通りにある風林会館一階の中古カメラ屋でやはり前から欲しかったライカのM4と言うカメラを買った。


 やっと財布がパンパンながらもお札が財布に入り切るようになった。

 俺は買ったライカM4をバッグに入れた。

 だけれど、どんなに高価な買い物をしても俺の心は晴れなかった。

 俺はもう一度クラウンの向かいの喫茶店に行ったが、マエダもケツモチも既にいなかった。


 俺は店の前で、もう一度中を覗きこんだ。

 店の中は暗く、人の気配はなかった。

 その時、誰かが俺の腕をつついた。

 振り返るとリサさんが立っていた。


「…店…あげられちゃったの?」

「…ええ…」


 俺はまた少し涙が出て来た。

 リサさんがそんな俺の体をぎゅっと抱きしめて、はしゃいだ声を上げた。


「何泣いてるのよぉ!

 男の子でしょう?

 飲みにいこ!

 いこいこ!」


 俺はリサさんに手をひかれて歌舞伎町の飲み屋街に行った。


 どこをどう飲んだのか判らないが、へべれけに酔った俺達は気がついたらゴールデン街のさやかを連れて来た店の前に立っていた。


 俺はぼうっとしてへらへら笑いながらリサさんに聞いた。


「リサさん、ここでも良いですかぁ?

 きったねぇ店ですけどぉ!」

「渋いじゃな~い!

 はいろはいろ!」


 リサさんが俺の腕につかまりながら言った。

 店ではやはり数人の映像関係の客がいた。

 客たちはリサさんの奇麗さにどよめき、おかみが俺を見て呆れたように言った。


「なんだい、また綺麗な女の人連れて来て!

 一体どうしたんだい?

 女の子を日替わり?」

「まぁ、いいからいいから!」

「まぁ、いいからいいから!」


 リサさんも俺の口真似をして一緒にカウンターに座った。

 それから二人でおでんを肴に焼酎を飲みながら店の客の事やマエダやワタリやツダの話をして盛り上がった。

 すこし話が途切れて、俺はいささかぼうっとしながらリサさんの顔を見つめた。


 カウンターにぶら下がっている裸電球に照らされたリサさんの顔は、まるでピエタ像のマリア様のように美しく優しく見えた。

 リサさんがじっと笑顔で俺の顔を見つめ、顔を近づけて来て、両手で俺の顔を挟むとキスしてきた。


「おやおや!モテモテだねぇ!」


 おかみがおでんをつつきながら俺達を見て笑い、他の客達もはやし立てた。

 俺はぼうっとしたままリサさんの優しく柔らかいキスに身を委ねていた。

 何と言うか…なにか人間以上の優しい存在が包み込んでくれるようなキス。

 長い長いキスが終わるとリサさんは俺のおでこにおでこを押し当てて囁いた。


「ソノダくん、慰めてあげるよ。

 リサねえちゃんが慰めてあげる」


 俺達は勘定を済ませるとリサさんに手を引かれながら、ラブホテル街に行った。

 酔っ払って殆どマグロ状態の俺をリサさんが優しく包む様に体を合わせて何度も何度も慰めてくれた。

 さやかの激しいセックスと対照的に、リサさんは優しく柔らかく、涙が零れそうになるほど優しく俺を壊れ物でも抱くようにソフトに愛撫してくれた。

 終わった後もしばらく、俺たちは抱き合って寝ころんでいた。


 ふと、枕元の時計を見ると12時を少し回っていた。

 俺はなぜか急にアパートに帰りたくなった。

 無性に立川の侘しい安普請のアパートに帰りたくなったんだ。

 何故?と訊かれても上手く説明出来ないけど、きっと、そこだけが本物の俺の、今の俺自身に見合う居場所なんだと思ったんだ。


「リサさん、俺、そろそろ帰ります」


 リサさんが俺の腕枕から頭を上げて微笑んだ。


「今日、家に来る?

 泊まってって良いよ」


 俺はリサさんの顔をじっと見たが、かぶりを振って言った。


「ごめんなさい、ありがとうございます

 でも、今日はアパートに帰ります」


 俺の決心が凄くぐらついたが、このままリサさんの部屋に泊まったら、きっと俺は俺に見合った、俺本来の世界に戻れなくなると思った。


「そう…あのさ、ちょっとだけお願いしても良い?」

「なんですか?」

「…言いにくいんだけど…今月家賃払うのがきついの…4万円…いや、3万円でも良いのだけれど…貸してくれる?」


 リサさんがとても言いにくそうに、か細い声で言った。

 俺はすかさず体を起して財布を取り出した。

 財布の中にはまだまだぎっちりとお札が入っていた。

 俺は財布から10万円を出してリサさんに差し出した。


「これ、使って下さい。

 返さなくても良いですよ」


 リサさんは慌てて手を振った。


「良いの良いのよ!

 私、3万円あれば良いから!

 こんな大金いらないってば!」

「いや、良いですよ、返すのはいつでも良いです。

 気持ち良く借りて下さい」


 リサさんはじっと俺を見てから、バッグから手帳を出して住所と電話番号を書いてそのページを破って差し出した。


「じゃぁ、これ渡しておく、いつでも泊まりに来て良いよ。

 ありがたく借りるね」


 リサさんは俺が差し出した10万円を受け取ってにっこりとして俺にあのとてもやさしいキスをしてくれた。

 俺はもう一度華奢でよい香りがするリサさんの身体を抱きしめた。

 俺達はホテルの前で別れた。

 リサさんは俺が見えなくなるまでその場に立って手を振っていた。

 かなり歩いて振り返ると俺は小さくなって現実感が無くなった彼女のシルエットに手を振ってから、また歩いて行った。

 俺は時折ふらつく足取りで新宿駅に向かった。


 俺は最終の中央線に乗り込んだ、平日の車内はまばらに席が空いていたが、俺は席に座らずにドアに身を持たせて外を見つめていた。

 やがて電車が動き出した。

 窓の外では歌舞伎町の夜景がまだまだ夜はこれからだと言わんばかりに明るく輝いていた。

 俺は財布からマエダの名刺と、リサさんの住所と電話番号を書いた紙を取り出した。

 俺はしばらくじっとそれを見つめてから…ゆっくりと細かく破き始めた。



 マエダをがっかりさせないように。


 そして歌舞伎町の深みにはまらないように。


 とても俺の手に終えそうにない素敵な人と…二度と会わないように。


 ゆっくりゆっくりと細かく紙を破いた。


 そして細かい紙片になった紙を握り締めてポケットに入れた。


 顔を上げると歌舞伎町は遠く遠く夜の闇に消えて行った。

 俺は外の風景をじっと見つめながら、立川に着くまでボロボロ泣いていた。

 少しはなれた所に座っていた年配のサラリーマンがそんな俺をずっと眺めていて、何か納得するように時々うなづいていた。







 その後、風の便りによると、マエダさんは2003年の秋に癌で亡くなったそうだ。

 とても寂しい葬儀だったそうだ。


 ツダは店が上げられた何年か後で中野の飲み屋さんで偶然会った。

 スナックの雇われ店長をしていた。

 しばらくその店に通ったがある日突然閉店していた。

 ツダと連絡は取れなくなった。


 さやかはその後1回泊まりに来たが、俺が三浦美樹と真剣に付き合うと言うと、俺のアパートのドアを盛大に蹴っ飛ばして、その後ぱったりと来なくなり、連絡も来なくなった。


 美樹とはその後、しつこく美樹に付きまとう男を呼び出してぼこぼこにして別れさせてから半年ほど付き合った。

 ある日事情があって別れた。

 やはり、俺には素敵すぎる女性だったようだ。


 リサさんとはその後会っていない。


 ワタリは何年も後に日本国外のとても危険な所で、とんでもない危険な所で再会をして、地球のあちこちを2人で暴れ回ったが、2009年9月に奴は最果ての地で壮絶な最期を遂げたがこれはまた別の話だ。



 いまでもときどき酔っ払うと、歌舞伎町のあの、濃い、とても濃い、手で払えるほどに濃い情景が目の前に広がる事がある。


もちろん今までの人生でも最高額の時給のバイトだったけれど…それ以上にあの時出会った人たちとの時間が物凄く濃く俺の胸に残っているんだ。


 最後にマエダさんが俺に言った、


「立派な人間になって下さい」


 と言う言葉がいまでもずっと俺の胸に残っている。


 俺は果たして立派な人間になったのか?


 俺は今、立派な人間なんだろうか?


 眠れない夜などにふとその言葉を思い出して自問自答する。


 俺は果たして、立派な人間になったのだろうか?


 今でも全然自信がない。


 これから死ぬまでどんなに頑張っても立派な人間になったという自信は出来ることはないだろうと思う。


 一体、何を持って立派な人間と言うのだろうか?


 何を持って立派な人間というのか?


 今でも皆目判らない。


 でも、俺は自信を持ってひとつだけ言える事がある。


 マエダさんは立派な人でした。


 マエダさんはとても立派な人間でした。


 俺の前でマエダさんの悪口は許さない。


 俺は、マエダさんとワタリの悪口だけは、誰であろうと絶対に許さない。






終わり


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生涯で一番時給が高かったバイトの話 とみき ウィズ @tomiki

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