恥ずかしながら、今更にワードの文章を音声で読み上げる機能がある事を知った。
所々漢字の読みなどが変な所があるが、音声で読み上げてくれると文章のリズムが掴みやすいし、臨場感が出るのでお勧め(*'ω'*)
しかし、女性の声で読み上げると我ながら恥ずかしい部分もある(;^ω^)
例えば第9部の一部分
喜朗おじが難しい顔をしてクラのあとを続けた。
「うん、それがな…どうも昨日の夜遅くに誰かが『ひだまり』に忍び込んでな、クリーニングに出す制服の袋の中から凛の制服が一式盗まれたみたいなんだ。
ストッキングから何もかも一式、凛の制服だけが無いんだよ。
どうやら盗まれたとしか思えない。」
「チキショウ!どこかの下種野郎が凛の制服一式盗んで凛の匂いを嗅ぎながらあれやこれやしているに決まってますよ!」
クラの怒りの思念がふつふつと湧き上がっている。
俺にはクラの気持ちが痛いほど判る。
もしもユキの服を盗まれててどこかの下種野郎が…。
変態!
「なに!変態?嫌ぁああ!」
圭子さんと真鈴とジンコが顔をしかめて悲鳴を上げた。
リリーが腑に落ちない顔をしていた。
「それがねぇ、私達も2階に泊まっているんだけど…全然誰かが忍び込んだ事に気が付かなかったのよ…相当巧妙な奴よね~。」
巧妙な変態!
「しかしな、見事に凛の制服だけを盗んでいったんだよな…まぁ、例の映像で凛がパンティーもろ見えキックを披露してしまったからな~、凛のファンも出来たかもしれない…それにしてもあの大量の制服の中から凛の制服だけを選び出してな…かなり鼻が利く奴だな…。」
鼻が利く巧妙な変態!
「だけどね…人間業とは思えないわよ。
私達なら人間が忍び込んでも判るもんね。
怪盗並みに巧妙に気配を消す事が出来る悪鬼の可能性があるわね。」
怪盗並みに気配を消せて鼻が利く巧妙な変態でしかも悪鬼!
「チキショウ!
それなら探し出して討伐するべきですよ!
凛の夫として!
俺は絶対に許せませんよ!
見つけ出して八つ裂きにしてやるぅううう!」
唸るクラの横で凛が顔を俯けて凹んでいる。
クラほどでは無いにしても俺たちは同感だった。
怪盗並みに気配を消せて鼻が利く巧妙な変態でしかも悪鬼は何とかせねば。
これを読み上げられるとわれながら恥ずかしい(-_-;)