これが私の100時間の成果!

「ネズミ待てやゴラァ!」

「ガイア助けてぇ!」

「喧嘩両成敗w」

「はよ終わってくれんかな」

「ハデスが弱いのが悪いでしょ」

『楽しそうだなぁ』


【ゲーム画面はカオス。現実は混沌】

【どっちも同じじゃねぇか】

【近所迷惑とか考えなくていいのいいな】

【爆裂ニトロ:(´_ゝ`)】

【どうしたどうした】


残りは俺とゼウスとガイアの3人。しかも全員1スト。だけども%がガイア以外オレンジ以上。あいつまだ14%なんだが?

ん?こういう時こそ9を出すとき?

俺知ってんだ。こういう時の運が一番信用できないって。


「というかさっきからジャッジしなくなった人いない?日和ってる?」

「いや実体験なんだけどこう言う時でのジャッジは信用できないから」

「運ゲー頼ってないじゃん」

「運つうのは要所要所で用いるのが大事なんだお」

「あ、ちょっと。慈悲!?」

「さて、後はタイマンですね」

「スゥ…やっだぁ」

「どうします?降参します?」

「戦うかぁ。行くぞ」


相手が詰めてくるのに合わせて爆弾投棄。そこに回避を読んだ丸焦げ料理を%での着払いで配送。そして掴む!だが掴めなかった!掴まれた!コマンド入った!即死コン決められた!死んだ!


「だぁぁぁぁぁ!」

「やっぱりチーム戦にすべきかな」

「4対1でね」

「いや、ガイアとハデスの2対3だぞ」

「嫌ですよ!神としては先輩とはいえこんな雑魚!」

「ガイア。そこまでにしとけ。ハデスのHPはもうマイナスだ」


ガイアが後ろを振り向くとそこにいたのは床に倒れているハデスだった。すごいなんだか申し訳なさそうな顔をしている。


「い、いや。俺が弱いのが悪いんだ」

「ちなみにこれからも4人とかで遊べるゲームやろうと思うけどハデス呼んだ方がいい?」

「いや。大人数でやるやつなら呼んで4人までのなら僕達だけでやろう」

「それ虐められてる本人の前で言っていい言葉なのかな?」

「だ、だだだ大丈う夫。現代のご、娯楽に追いつけない私が悪い」

「これは本格的にやばそうだ。一人称から変わってしまった。セヌさん。そこらへんのベッドとかで寝かしといて」

「分かりました」

「「そこら辺のベッドとか」。扱い雑過ぎて草」


さて、ここからはまともにプレイできる4人のガチバトル。


「本気でやろうか」


俺がそう言うと全員が先ほどと同じキャラを選ぼうとしていた手を止めた。ゼウスはラリチュウからホム●/ヒ●リ。オーディンはベイスから最後の追加ファイターであるソ●に。俺は●フィロス。肝心のガイアはジョー●ー。あれ?ものの見事に全員追加ファイター?


「全員課金ファイターで草」

「おまいう」

「さて全員やる気はみなぎってるかい?本気で今度はやりあおうか」


開始とともに一段上空に飛んで地面付近で全方位攻撃。初動でガイアがコンボきめに行ってたのは見たからガイアの隣が俺であることを確認した瞬間に判断。予想通り突っ込んできたからカウンター決まった。


「呪いを刻んでやる」


俺は時限式爆弾をガイアに一度でできる最大数の3つをつける。準備はできた。普通に殴って来たから回避で掴んで少しダメージ稼いで場外やって帰ってくるところに打ち上げ。爆弾爆破で追加で上の方に飛んだことでバースト。


「ふざけてる」

「使用時間100時間の成果です」

「え?これで150まで耐えるの?」

「……」

「黙秘?嘘だったの?」

「いや真実だよ?別にいつも150ってわけじゃないけど」

「その言い草100は耐えてるってのと=?」

「ふっ」

「ガイアを一蹴できるってやばい。というよりガイア復讐に来てるけど良いの?」

「今の俺は強いぞ☆」


残り2ストで勝った。100時間(の2倍以上)練習した成果だなぁ。これからも頑張ろう。まあ最近は別の使ってたけどな。

ちなみに全員ちゃんと即死コン使ってました。


「チートで報告しないとぉ」

「対応できなかった。普通に上手なのなんで?これで友達とやってたって友達何者?」

「普通の重量級使いとユッシー使いです。ユッシー相手は勝率低め」

「こいつに勝てるそいつら何者?」

「だからふつ「いや全員本気の乱闘で戦場の中心みたいに戦ってたのに2スト残るって何?しかも30%って。喧嘩売ってる?」ガイア。落ち着くんだ。キャラが崩壊しているぞ」

「ああ。ごめんなさい」


あ、そういえば配信してたな。コメント欄見よ~。どうせチートチート言われてると思うけど。


【上手すぎてチャンネル登録外しました】

【さっきのゲーウォが嘘みたい】

【本気がガチすぎて草】

【普通に即死コン使ってて矛盾してんのスコ】

【プロ相手に善戦できないか?】

【プロコンなのにコマミスしないのかよ】


「チャンネル登録はそのまま継続しといてくれよ。ゲーウォは軽いお遊びみたいな存在だから。プロ相手は無理。多分読みを読まれる。コマミスは昔はよくしてたけどもうしないかな。使い慣れた」

「練習時間が足りない?時期候補に挙げていたけど私には合わなかった?やっぱりコントローラーか。いつもとは感覚が違うから――…(ブツブツ」


なんか一人すごい早口で反省会みたいなのしてる人いるけど。なに?前世プロかなんかでした?というか候補って。本気じゃないってこと?ガチの時はまた違うやつ使うの?ええ(引き)


「ガイア。自分の世界から戻っておいで」

「はっ!私は何を」

「急に一人反省会開いてた」

「すみません癖で」

「ミスを最大まで追求する癖とか人生損しそうだな」

「いえ。私元アマチュアプロなんで」

「わお」


【プロかぁ】

【え?アマチュアとはいえプロに勝ったの?】

【アホが候補って言ってた】

【つまり?】

【ガイアはまだあともう一段進化を残している】


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代償によって神となった少年は神の世界で配信者となる 𠂤刕牡 梶海 猫部顧問 @taigahakaziki

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