第12話

 表現が乏しい。ほぼほぼ喜怒哀楽がない。そんなロボットみたいな人間がいるのか。自分は社会の中で自分が適切に役割を果たせているのかわからない。文字をたくさん書くのも苦手だ。わかりやすく説明することを意識する。


 夏休み、同じマンションに住む子どもたちで遊んでいた。虫取りをすることもあれば、フリスビーをすることもあった。

 だんだん学年が上がるにつれて、近所のお兄さんや地域づきあいは減るようになった。


 

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狼男の1000字小説 狼男 @shinshin4445

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