想像力を呼び覚ます
- ★★★ Excellent!!!
カラスのご婦人が喪服を作りに来ます。
カラスって元々喪服着てるイメージする! と、その出だしでイメージが膨らみました。昔読んだ絵本の挿絵が浮かんでくるようでした。
やがて物語はラストを迎え……。
本作の作者様の短い童話はいつも読後にこの物語の意味づけは? と、自分の頭の中で想像させられます。
自分は今回、他人からどう見られているか知らないで一人で悩むことの滑稽さ、一方で、他人からどう見られようと見られまいと自分の納得する喪服でお見送りをしたかった努力を惜しまなかったカラスの婦人の姿勢など、色々考えさせられたのでした。
皆さまもぜひ考察してみてください。