君の膵臓が食べたい 住野よる

一匹狼で孤立しがちな春樹と、いつも明るく笑顔で友達も多い咲良。正反対の2人が出会って友達になっていく。はじめは積極的な咲良が春樹をいろんなところに連れ回している。春樹は咲良の魅力に気づき、惹かれていく。だんだんと春樹自身も変わっていく。人と関わることでいろんな感情になったり人のことを思いやれるようになったりする。そんな時、思いがけない事件が起こる。余命宣告された彼女の残り少ない時間を淡々と描いている作品。かと思いきや、とある事件が起こり、登場人物たちは混乱する。終盤の事件がなぜ起こったのか不思議だ。確かに、残り少ない余命を生きる、という先が読めている展開だ。しかし、意外な事件を起こす必要はあったのだろうか。彼女が亡くなったあとも、僕は考え、成長していく。最初は内向的だった僕が変わっていく姿は良かった。後半、彼の心がオープンになっていくにつれて、こちらも心が晴れ晴れしていく感じ。私は住野よるさんはてっきり女性だと思っていた。同じ女性なのにこんなに男性の行動や描写がうまくかけるのはすごい、と驚いた。しかし、調べたら男性だった。。。なるほどね。

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感想 甘夏みかん @na_tsumi

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