謡いて君の幸なれば

こむらさき

見習い巫女と不気味な呪詛

「ひ、人の魂を食らう妖怪め! わた、わたしが退治してみせます!」


 見習い中の巫女が何故、退治屋の真似事をしているのかというと、これには深い事情がある。

 白鱗山の上にあるという戦女神さまにお参りをしようと遠路はるばる来て、ようやく麓の小さな村へ辿り着いた。

 宿を取り、寝ようとしているところへおどろおどろしい呪いの言葉か、恨みの言葉が風に乗って聞こえてきたのだ。布団を被って眠ってしまおうとしていると、不安に思った村人がわたしの部屋に訪ねてきた。

 未熟とはいえ、わたしも巫女の端くれ。鬼を倒すほどの力はないけれど、ちょっとした妖怪あやかしなら追い払えるだろうと、勇気を振り絞って恐ろしい声のする池までやってきた。

 そこにいたのは二つの青く光る人魂を今にも口の放り込もうとしている妖怪あやかしがいた。腰から下は羽毛に包まれ、鶴のように長いけれど黄色い脚がスラリと伸びている。上半身はというと、人間の姿に近い。

 妖怪あやかしは、力が大きいほど体も大きい傾向にある。鬼や龍などは小さくてもそこらへんの妖怪あやかしより強いのだけれど……。

 目の前にいるのは、わたしと同じ位か、少し大きいだけの半人半妖だ。少し脅せば人魂を開放して、恐ろしい呪いの言葉を放つのをやめてくれるかもしれない。

 そう思って錫杖を向けながら凄んでみた。


「はて……わしのことかのう?」


 大きく口を開いて、今にも人魂を食べようとしていた妖怪あやかしはそうとぼけるとこちらへ視線を向けた。

 高貴な方を思わせる肩当りで切りそろえられた青みがかった黒髪と、円形に剃られた眉……。細長くて白い首をこちらに向け、切れ長のつり目に嵌まっている金にも見える澄んだ黄色の瞳は、わたしのことをじっと見つめている。

 無いも言わないわたしを見てしびれを切らしたのか、首を傾げた妖怪あやかしは手にしていた人魂から手を離した。


「たま、たましいを食らうのをやめるのなら、みのが……見逃してあげてもいいですよ」


「のう、お嬢さん」


 妖怪あやかしの声は、呪いの言葉を放っていた時とは違って、男性にしては少し高めの良く通る澄んだ声をしていた。

 わずかに筋肉のついた細くて長い腕をもちあげたのが見えて、とっさに錫杖を前に突き出しながら咄嗟に印を結んだ。

 でも、いくら待っても覚悟していた衝撃も痛みも来なくて、わたしはおそるおそる目を開く。


「勇ましいのか、臆病なのかわからんのう」


 目を細めた妖怪あやかしの両腕からはまるで鱗のように羽根が生えて伸びていく。月明かりと近くをふわりふわりと浮遊している人魂によって青白く照らされた妖怪あやかしの羽根はどこか神々しい雰囲気すら感じられた。


「わしは人の魂を喰おうとはしておらんよ」


「え?」


 口を開いた妖怪あやかしが、そう嘘を吐く。いや、嘘を吐いているとは思えないのだけれど、でも、人を化かすのが得意な妖怪あやかしも多い。全てを信じるのは良くない気がする。


「ほうら、人魂たちも怯えていないじゃろ?」


 真っ暗な池の上で、ふわりふわりと浮いている二つの人魂は確かに掴まれているわけでもないのに妖怪あやかしの体のそばにまとわりつくように飛んでいた。

 池に反射した青い光と、中心から漏れ出てくるような鶸色の光がまわりを照らしている。人魂たちは妖怪あやかしの言葉に反応するようにホタルのように瞬いていた。


「見ての通り、わしは無害でか弱い妖怪あやかしじゃ。こうして非業の死を遂げた番の人魂と戯れるのが好きなだけの……な」


「だ、だって……あなた……さっき口を開いて恐ろしい呪詛を唱えていたじゃないですか……」


 そう言われて、思い出す。最初にこの妖怪あやかしを見た時に、確かに恐ろしい呪文の様なものが聞こえてきたのだと。

 でも、半人半妖の妖怪あやかしは細くて長い首を傾げてきょとんとした表情でわたしの顔を見つめてから「うーん」と考え込むように目を閉じた。


「そのようなことをした記憶はないんじゃがのう……。あんたの聞き間違いじゃないか?」


「た、確かに聞きました!」


「ふむ……妙な話じゃのう」


 妖怪あやかしは人魂たちを撫でるように翼を動かす。人魂たちは妖怪あやかしの背中や首に纏わり付きながら心地良さそうにふわふわと浮いているものだから、確かに怖いだとか魂を食らう妖怪あやかしではないのかもしれない……。警戒は緩めるわけにはいかないけれど、巫女としては人ならざるものの言葉にも耳を貸した方が良いのかもしれないと考えをあらためることにした。


「ここいらは夫婦神めおとがみが目を光らせているから、悪さをする妖怪あやかしなぞおらんはずじゃが」


 夫婦神めおとがみ……この白鱗山にいるという、とても強い戦女神と豊穣を司る神のことだ。この二柱がとても強力で凶悪な妖怪あやかしも鬼も近隣には滅多に現れないということと、気まぐれに人間に加護を与えてくれると姉弟子たちが噂をしていたので、わたしは師匠の錫杖を盗んでわざわざここまでやってきたのだ。

 知らないはずがない。そう答えようとする前に妖怪あやかしは信じられないことを言ってのけた。


「気になるのなら、わしが聞いてきてやろうか?」


「はえ? 聞いてくるって? あなたが怪しい妖怪あやかしを倒すとかではなくって?」


 予想もしていないことを言われて、思わず考えていたことを口から漏らしてしまう。妖怪あやかしと対峙する時は本心を隠して常に冷静でいなさいって師匠の教えを思い出したのは、その後だった。


「わしみたいな弱い鳥が、おぞましい呪詛を放つ妖怪あやかしなんかと対面するなど出来るわけがないじゃろうて」


「で、でも……その……見間違いだったら、怒られたり、しませんか?」


「ひっひっひ、わしは長い寿命だけが取り柄の妖怪あやかしでな。やつらとは古い付き合いだから怒られたりはしないじゃろう」


 喉を鳴らすようにして笑う妖怪あやかしは、そう言いながら山頂を仰ぎ見る。月が空高くに登り、白い岩肌と青く見える深い森を静かに照らしていた。


「あ、あの……もしよろしければ、加護をいただくためにお口添えをしていただきたいなぁ……なんて」


「んー」


 ずうずうしいかもしれない。そう思ったけれどダメ元でそうお願いをしてみることにした。師匠や姉弟子たちがみたら、妖怪あやかしに頭を下げたりお願いをするなんてとんでもないと怒られるかもしれないけれど……背に腹は代えられない。

 何か考えるように唸った妖怪あやかしは、わたしの頭の天辺から爪先までをじっと見てから、こういった。


「そうじゃ! ならば歌を教えてくれ。謡物うたいものというのかのう? どうやら人間の多くは母親などから寝入りに聞かされて育つそうじゃないか」


「ええ?」


「あんたの知ってる謡物うたいものを一つ教えてくれるのならば、白鱗山のてっぺんにでもどこへでも連れていってやろう」


 やっぱり、ここに来た時に聞いたおぞましい呪詛は、この妖怪あやかしのものだったんじゃ? と思ったけれど、まずは白鱗山に神々に会うのが先だ。

 魂や体の一部をもらうみたいな大変なものじゃなく、謡い物うたいものを教えるくらいでいいのなら安い。そう思って首を縦に振った。


「それでいいのなら、わたしが母から教わった子守歌を教えて差し上げます。だから……」


「ひっひっひ。そうと決まれば道を急ごうじゃないか」


「はえ」


 てっきり、わたしは妖怪あやかしが一緒に山を登ってくれるのだと思っていた。だから、わたしに背を向けた彼の行動を予想していなくて間抜けな声を漏らす。

 確かに、目の前にいる半人半妖の妖怪あやかしはわたしより幾分か背が高い。でも、わたしを乗せて山頂まで飛べるようには思えなかった。


「元の姿へと戻るとしよう」


 目の前にいた半人半妖の妖怪あやかしの上半身が徐々に翼で覆われていく。薄灰色のようにも見える夜明け前の空模様にも似た翼と、黄色い嘴、長い首……そして頭頂部の濃い青色をした冠羽……アオサギの姿になった妖怪あやかしは体がどんどん大きくなっていく。


「ほら、特別じゃ。背中に乗ってくれ」


 あっというまに雄牛よりもずっと大きくなったアオサギの妖怪あやかしは、わたしに背に乗るようにと言いつけたかと思うと、長くて細い首を伸ばして、池の縁に置いてある籠を嘴で器用に持ち上げてわたしの手の上へと置いた。


「ああ、それと、籠の中にこやつらを招いてくれんか。不用意に浮いていたら、それこそそこらの妖怪あやかしに喰われてしまう」


「ああ、はい」


 言われるがまま、わたしは藤で編まれた丸籠の扉を開くと、人魂たちはすーっと音も無く飛んできて内側へと吸い込まれるように入って行く。

 気が気ではないまま、わたしは巨大な妖怪あやかしの背に乗った。

 妖怪あやかしは、力が大きいほど体も大きい傾向にある。雄牛をも丸呑みしてしまえそうなほど大きなこの妖怪あやかしが弱いとはとても思えなかった。

 丸籠を両手で抱きかかえていると、冷たい夜風に当たって手がかじかんでくる。もう春だというのに山頂に近い場所はまだまだ冬の気配が濃厚に漂っている。ただ、ふわふわとした羽毛に触れている部分だけは温かくて不思議な気分だった。怖いことに代わりはないけれど。


「さあ、人間の娘歌っておくれ。山頂についたら山の主をわしがたたき起こしてやるから安心しろ」


 わたしが震えて怯えているのは、白鱗山の主に対し手だと思っているのだろうか。それも間違いではないのだけれど。

 ここで断ってしまって、この妖怪あやかしを怒らせてしまうのも怖い。だから、わたしは母から幼い頃に聞かせて貰った子守歌を思い出しながら口ずさむ。


「ねむれやねむれ、母の背で。梅の花こぼれて子もうれしいね。ねむれやねむれ、さあここで。笹の葉ながれる音聞いて。おそらの月が山越えて、峠の底に沈むまで。ねむれやねむれ、可愛い子。すくすく育てよ母の背で」


 母が歌ってくれていたのを思い出して、声を出す。背中におぶられて畑仕事を眺めたり、焚き火の前でわらじを編んでいたのを眺めていた日々を思い出す。それに……一面に広がる茶畑がキレイだったなとか、そんなことを思い出していると、また例のおぞましい呪詛の言葉が聞こえてきた。それはやっぱりわたしの予想通り、この鳥の妖怪あやかしから聞こえていた。


「声の調子をもっと上下させるんじゃな。それにしても、この姿だとやはり謡物うたいものには向かないのう。それで、娘、人魂たちは楽しそうか?」


「……たぶん? わたしは未熟なのでこの子たちの声を聞くことは出来ないですが、怖がっていないことだけはわかります」


 声の調子という問題ではないと思うけれど……という言葉を飲み込んで、わたしは抱えていてる丸籠の中を見る。人魂たちはふわふわと浮くばかりで何を思っているのかはわからないけれど、それでも見ていると温かい気持ちになるのだから、怖がっていないことは確かにわかる。

 それに……最初はおぞましい呪詛だと思っていたけれど、知っている謡物うたいものだと思えば、ちょっと……いや、かなり外れた調子ではあるけれども憎めない可愛らしい謡物うたいものに聞こえてきて、自分の単純さにも驚いた。


「ほれ、見て見ろ。絶景じゃろう? 上から見下ろす白鱗山が一番美しい」


 妖怪あやかしに言われてみて少しだけ体を乗り出して下を見てみると、月に照らされた白い岩壁が月色に輝き、山頂にある夫婦神めおとがみの御殿の庭にある大きな池が月を反射してきらきらと光っている。それに、満開の梅の花が風に吹かれて花びらを落とす様子は、まるで天の国にでも迷い込んだような美しさだった。


「さて、ではお主の願いも叶えてやらんとな」


 大きく羽ばたきながら、庭に降り立った妖怪あやかしは、わたしが彼の背から下りるとそんなことを言って大きく口を開いた。

 長い首を伸ばし、月を見るように立派な嘴を空へ向けると妖怪あやかしの体を覆っている羽根がふわっと空気を含んだように膨らんだ。


「ガァギャア! ガァギャア!」


 あわてて丸籠を足下に置いて、耳を塞ぐけれどそれでもけたたましいほどの鳴き声が庭に響き渡った。

 ドタドタと物音がして、勢い良く閉められていた雨戸が開かれる。

 雨戸から顔を出したのは二本の黒い角を持つ大きな白蛇と、左のこめかみから黒い牛のような角を生やした小柄な女だった。


「何事かと思ったら……」


 険しい表情をしていた御殿の主たちは妖怪あやかしを見て表情をやわらげると、彼の足下にいるわたしに気が付いたみたいだった。

 白蛇の姿が青い光に包まれたかと思うと、左右のこめかみに生えた一対の黒い角を残したまま長い銀髪を簪でまとめた男性の姿へと変わる。


「あのう……わたしは見習いの巫女です。白鱗山の戦女神様に……その、加護をいただきたくて……」


「あら……人間なのねあなた。そう……ええと、どうしましょう、夜刀やと様」


逢火おうびが連れてきたんだから、悪い奴ではないように思うが」


 二柱が顔を見合わせていると、わたしの後ろにいた巨大な鳥の妖怪あやかしは出会った時くらいの大きさに戻っていた。

 ちがうのは、半人半妖の姿ではなく完全な人の姿ということくらい。……人に化けられる妖怪あやかしは、知恵も巡るし力も強い。それに体も大きい……。もしかして、名のある妖怪あやかしなのでは? とようやく気が付いてわたしは額に汗を浮かべながら二柱に向かって鳥の妖怪あやかしが歩み寄るのを見守っていた。


「なあに、この娘に謡物うたいものを教えて貰った礼にここまで連れてきただけじゃって。なんでも村の近くでおぞましい呪詛を唱える妖怪あやかしがいたらしくてのう」


「ああ、その妖怪あやかしなら俺はどんなやつか知ってるぜ」


 銀髪の方……山の主様が呆れた様な声色でそういったので、わたしは少しだけ安心する。やっぱりあのおぞましい声の主はこの妖怪あやかしだったんだって……。村の人たちにも怖がられてちょっと可哀想だけど……。


「なら心配はいらないようじゃのう! ひっひっひ、よかったよかった」


 アオサギの羽根に似た色の羽織り物を着て、腕に丸籠を持っている妖怪あやかしは、言われなければ人と区別が付かない。

 もしかして、半妖みたいな姿だったのは、人魂たちに歌を聞かせるためだったのかな。

 そんなことを考えていると、戦女神がこちらへ静かに近付いて来てくれる。もっと苛烈な方だと思っていたけれど、まるで人間の娘みたいな見た目だし、物腰も柔らかで戦う姿なんて想像が出来ない。


逢火おうび様のお歌を聞いたのね。近付くのは怖かったでしょうに……」


 そう微笑みながら言った彼女の言葉にわたしが思わず頷くと、二柱は顔を見合わせてプっと噴きだした。鳥の妖怪あやかしだけが不思議そうな表情を浮かべながら首を傾げていた。


「せっかくですし、体が丈夫になる加護を与えましょう。こちらを」


 戦女神はそういうと、胸元に手を入れて何を軽く引っ張って、一枚の薄い皿のようなものを手渡してくれた。てのひらくらいの大きさの黒いそれは、よく見ると皿と言うよりも巨大な鱗のように見えた。透き通っていて月に翳すと薄ら輝いているように見える鱗をひっくりかえしたり、傾けて見ているわたしに戦女神が「お守りよ」と教えてくれた。


「不老不死というわけにはいかないのだけれど……それがあれば擦り傷や切り傷くらいならすぐに直るでしょう」


「あ、ありがとうございます」


「そうじゃ! この娘から教わった謡物うたいものを童たちに披露してやらねば……」


「おい逢火おうび


 下げた頭を持ち上げたと同時に、鳥の妖怪あやかしがいいことを思いついたとでもいうような表情でそういうと、山の主様がそんな彼の腕をぐいっと引っ張った。


「なんじゃ?」


「それよりも先に、その娘を村へ送ってやれ。こんな夜更けだ。おぞましい呪詛を放つ妖怪あやかしを倒して来いって村人に頼まれて宿から出てきたんだろう」


 首を傾げて、少し拗ねたように唇を尖らせた妖怪あやかしに、対して山の主様はわたしのことを指差しながらそう言った。


「村の人たちも、この娘さんが妖怪あやかしに食べられたかもしれないと、心配しているかもしれませんね」


「そうか。確かにそれはいけないのう」


 腕組みをして少しだけ考え込むようにした妖怪あやかしは、首元に巻いている羽根で出来た襟巻きから一枚の羽根をぐいっと引き抜いてこちらへ近付いて来た。


「ほれ、これを持って念じれば池に戻れるはずじゃ」


 そう言いながら差し出せた青い光を帯びた大きな風切り羽根を両手で持った瞬間、羽根は雷を帯びたみたいに眩い光を放つ。

 慌てて目を閉じて、もう一度目を開くと目の前には静かな池が広がっていた。

 夢でも見ていたみたい。

 襟元を探ると、硬いものに手が当たる。端っこを掴んで引っ張り出すと、ちゃんと黒くて薄いキレイな鱗が一枚しまわれていた。


「巫女様!」


 あたりを見回していると、少し遠くから松明の赤い火が見える。

 駆け寄っていくと、わたしを探していたらしい宿の主人が安堵の表情を浮かべて近付いて来た。

 どうやら長く戻らないわたしを心配してくれていたみたいだった。


「ああ、すみません。もう、大丈夫です」


 呪詛ではなく、ただの謡物うたいものでしたといっても、きっと村の人たちは信じてくれないだろう。

 大丈夫とだけ言ったところで、どう言い訳をしようか考えていると、どうっと強い風が吹いてきて、遠くから聞き覚えのある調子が外れた謡物うたいものが微かに聞こえてきたような気がした。

 あの丸籠を手に持ちながら、楽しそうに歌う妖怪あやかしを想像してしまって、笑い出しそうな気持ちになるのを耐えながら「危険な妖怪あやかしではないようなので山へ帰るように諭しました」とだけ言うと、宿の主人は胸をなで下ろし頭を深く下げてくれた。

 あの妖怪あやかしの名を聞けなかったことを残念に思いながら、わたしは主人と共に宿へ戻ることにした。

 戦女神の加護を貰って、師匠の元へ帰ったわたしが海の妖怪あやかしに攫われそうになるのはまた別のお話。



――完――

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