メモ
ニヤニヤ笑いながら近づいてくる。
サークルの定例集会の事でも思い出してるんだろ。こっちはあたりまえのことを言っただけなのに人格攻撃しやがって
親と同居してようが関係ないだろ
クソ…女にもてて口も学歴も上スポーツ万能だからって調子に乗りやがって
そう思った時には頭は真っ白になっていた、しかしそれとは裏腹に拳は正確に相手の鳩尾と人中を打ちすえ、相手を血に染めた…
それらは全て瞬時に頭の中で起こった出来事だった。
現実は甘くなくたちまち取り押さえられ、腕を必死に振り回すが、虚しくも空振る。
「クソ!卑怯だぞ!◯◯ちゃんを墮胎させたクセに!」
何が気に障ったのか一気に押し倒されタコ殴りにされる。息をつく暇さえない。
部屋の壁一面に隙間なく貼っている嫁たちの顔が浮かぶ。(これが走馬灯ってやつか)
熱が移り暖かくも冷たくもなくなったアスファルトに顔を思い切り押さえつけられズボンをずり降ろされる。
満足したのか最後に蹴りで脇腹を正確に打ち抜き開放される。横隔膜が上がり肺が絞り上げられる。ケツからはクソと血の混じった精液が流れて出してきた。
「これだから現実ってヤツは…」
実際声に出してみると涙が出てきた。
仮 @Yoyodyne
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