文体の優れているのは勿論なのですが、ホラーとして、とても美しい完成形をしている作品です。
気まぐれ趣味勢。 読むのは主に短編。ホラーと童話や詩ジャンルをうろついたり、たまにイベント覗いたり。 長編リタイア率は高く、異世界転生と恋愛タグはスルーし…
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(371文字)
文章が読みやすくて、とても綺麗だからスラスラ読んでいたら、じわじわ冷えが染み込んでくるように怖さがやってくる……読み終えてから。ふわ……っと靡いた部屋のカーテンが、鯨幕に見えてビクッとなりし…続きを読む
鯨幕のかかる屋敷を目にした主人公が、最後に目にするのは……田舎のありふれた風景の中に、いきなり 不穏 が交じる。鯨幕の張り巡らされた屋敷で何がおこなわれているのか。一体誰の葬式なのか…続きを読む
私たちが暮らす日常には、『不気味』というものが潜んでいることを改めて認識させられる作品。幽霊を目撃した人や奇妙な体験をした方たちは、必ず口をそろえて「まるでラジオの周波数が合うような感覚でふと、…続きを読む
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