データベース

プロファイル報告:キーパーズ

~ISIA本部 人事部門オフィス~


ISIA本部の人事部門オフィスの一角にて人事一般職員へ諜報一般職員がある電子レポート渡そうとしている。


「キーパーズに関するレポートはこんなものですかね?」

「あぁコチラの諜報員と人事部門のエージェントが協力して調べ上げたから間違いはないだろ」

「了解これで最新のデータベースに更新できるわ。にしても僅か一月ひとつきで3件の・・・それも困難な任務をこなしているんだから彼らは相当優秀なんでしょうね」


人事部門一般職員の人類の女性が感心しているが諜報部門一般職員のグラーギュの男は難色を示す。


「確かに優秀ではあるんだが・・・まぁレポートに書いてあるからそれを見ればわかるさ。では俺はこれで」含みのある言い方に女性は首をかしげる。


「何なのかしら?まぁ部門長への報告とデータ登録の前にレポートの確認しないと」


キーパーズに関する報告



"ギャレス・ヴァガリアン"


「標的まで1.7キロ・・・大丈夫、外しはしない」

「キーパーズに不可能はない!そうだろ皆んな?」

「なぁ・・・俺はどうすれば良かったんだ?」


種族「トゥーリアン」 出身「ソヴェール」 年齢「24歳」


容姿「身長:184cm 体重:73kg トゥーリアン特有の"軽金属(主成分は銀)"の肌で覆われている。細身で黄色い目をしており、手足の指が4本づつ(これもトゥーリアンでは一般的)の外形である。戦闘時はC-TACS時代に使用していた黒を基調とし、青のラインが入ったバトルアーマーを装備する事が多い」


概要

  「評議会支配領域の辺境に位置する軍事惑星ソヴェールの片田舎の町で生まれ父と二人の弟の4人で生活していた。軍隊が身近にいたこと、父が現役のトゥーリアン軍高級将校なのも相まって兄弟は幼い時から軍人になることを目標としていた。新兵訓練を受けるずっと前から父とその友人達から軍人に必要なある程度のスキルを叩きこまれていた。6歳の時正体不明のアルゴニアンの傭兵に出会った際、新しい将来を示される。以降は”弱きを救い、悪を挫く”こと信念に軍に入隊し今に至る」


武器「DCS56”実弾アサルトライフルだがカスタマイズでDMRにも変わる。ギャレスが好んでいるのか”ロングバレル”や”高倍率スコープ”で通常よりも射程を大きく伸ばしているのが特徴” 


ウェリントン”トゥーリアン軍が正式採用しているシンプルな実弾ピストル”」


経歴「4046年・トゥーリアン軍へ入隊 天性の才能だろう優れた射撃技術とリーダーシップで1年目にして上等兵へ昇進

   4048年・新兵訓練コースから狙撃部隊へ転属 模擬訓練や犯罪組織との戦闘に多大な貢献を示す

   4051年・除隊後すぐさまC-CEBの警官として採用される 軍での経験を活かし多くの犯罪者を捕らえた実績が讃えられ、1年足らずでC-TACSへ入隊

   4054年・C-TACSユニット2-4の部隊長に任命される

   4057年・ISIAへ所属 適正テストではランク2のためかなり優秀な成績を残している」


心理プロファイル

   「一言で言い表すと”努力する天才”。正義や秩序を重んじており、”悪を排除するためには自身が強くなければ勝てない”という信念が垣間見え、何事にも妥協を許さないように思える。リーダーとして多くの者を率いてきた経験は彼に自信と責任を与えているが経験不足ゆえか時折、指示や意思決定に迷いが垣間見える※4057年2月14日の事件を参照」


エージェントメモ

   「自身の経験の浅さや知識不足を仲間に頼る傾向にある。またアーセルスとの一件では目的のためなら手段を選ばない側面も持ち合わせるがこれが”合法の範囲内”で済むかは注視する必要があり」



"スミス・サクライ"


「チリも残さず吹き飛ばしてやる!」

「獲物がブービートラップに掛かった」

「ほら言うだろ?"撃ってダメなら吹き飛ばせ!"てな・・・言わないか?」


種族「人類」 出身「地球」 年齢「26歳」


容姿「身長:176cm 体重:68kg 日系の血を色濃く受け継いでおり、黒髪、黒目の黄色人種である。それなりに鍛えているが良くも悪くも平均的な体格の持ち主。だが恐ろしさを感じさせる程の大量の爆薬をこれ見よがしに見せつけていれば、誰も口答えしようとは思わないだろう。戦闘時は連邦軍時代に使用していた黒を基調としたデジタル迷彩か緑のジャングル迷彩が入ったバトルアーマーを装備する事が多く、防爆ヘルメット、防爆アーマー、防爆・防塵ゴーグル、防爆フェイスシールドを装備しており、大型のリュックとグレネードランチャーを背負っている」


概要

  「地球のメガロポリス"トーキョー"出身。祖父は警察の爆弾処理班、父は危険物質専門の科学者、母は爆破解体技師、姉は元軍の爆弾・地雷撤去部隊(除隊後はボランティアで紛争地の地雷処理に従事)など代々爆薬に関わってきた家系出身のスミスも爆薬に接する職務に就くのは当然だった。高等教育で危険物取扱資格や化学の博士号を取得し、卒業後は「爆薬に積極的に関われるから」という理由で軍に入隊。爆発物のエキスパートとして同僚や上官から尊敬(と恐怖)されるが、”リコ”と出会ってからより激しく危険な爆発を好みはじめ、安全性は無下にされつつある」


武器「M9カービン”実弾アサルトライフル、銃身を切り詰たお陰でコンパクトな割に取り回しが良い” 


JACK-8”8連式グレネードランチャー、50mm弾頭なら何でも射出可能” 


"スミスお手製の豊富な爆薬"」


経歴「4048年・ユーリシア連邦軍へ入隊 

   4049年・新兵訓練コースから”爆薬と破壊のエキスパートである破壊工兵フラクチャーソルジャーの訓練を受ける

   4050年・辺境惑星で訓練中に近隣の宙域で海賊に襲撃された商船の救助に向かい、無事に任務を達成 ※この事件の直後部隊異動があり、そこでリコと出会う

   4051年・破壊工兵訓練と平行して”追跡とトラップ設置・解除の専門家”のトラッカーの訓練を受ける

   4055年・実動部隊と爆薬開発を行うエンジニア部隊を兼任する 兵士と爆薬の専門家、両方の経験があるスミスの知識により新たなグレネードランチャー弾頭の開発と実戦配備がなされたことを知る者は少ない

   4057年・ISIAへ所属 爆発と追跡のエキスパートではあるがある程度オールマイティに任務をこなせるためランク3と評価する」


心理プロファイル

   「普段から爆弾と間近で触れ合っているため戦闘中でも常に冷静沈着で不安や恐怖を表に出すことはほとんどない。だが爆弾に関する技術には偏執的で後先考えず開発・改造を行うのだが周囲や自身の危険には無頓着。この冷静さと無関心具合は全身にグレネード、グレネードランチャーの弾頭、爆薬を身につけていることからも容易にうかがえる。新兵時代には安全や危険には気を配っていた様子があるがリコとの出会いが心理的な変化を及ぼしたと考えられる」


エージェントメモ

   「常識人で優秀ではあるが全身とバックパック内が爆弾だらけなのは危険すぎて近寄りがたい。そのうえ派手な爆発を好む傾向にあり、ナパームや白リンを織り交ぜた”炎上”がマイブームのようだ。相棒のリコと共にいるとスミスがより危険になるため、あの2人は一緒に居させないほうがいいかも知れない」



"リコ・フェルナン・ナリシュ"


「面倒事は機械に任せよう」

「英雄ぶるのは結構だけど、死んだら意味ないでしょ?」

「道徳、感情、倫理、神様・・・そんなモノが命を救うと本気で思ってるならお笑い草だね」


種族「バルドクニアン」 出身「地球」 年齢「26歳」


容姿「身長:162cm 体重:58kg バルドクニアン自体が地球の"狼"や"犬"によく似ており、毛深く、マズルや頭上にある耳や肉球(彼らは手筋しゅきんと指摘している)が存在している(尻尾は無い)。リコは地球の"しば犬"に近い造形をしており、赤毛と裏白が特徴。他のバルドクニアン同様細身であまり筋肉量は無い。戦闘時は連邦軍時代に使用していた青を基調としたバトルアーマーを装備する事が多い。他にもジャミング対策等が施されたヘルメットやドローン・タレットの収納と通信を兼ねたバックパックを用いる」


概要

  「生まれは地球の衛星”月”の民間居住コロニーだが1歳の時に地球の”オタワ”に移住。学生の時からドローン工学の神童として知られ数々のドローンレース等の大会で優れた成績を収めてきた。その実績がユーリシア連邦軍の人事の目に留まり、ヘッドハントされ入隊。その後は軍でドローン・タレット等の無人兵器の開発・改良を行うエンジニア部隊とハッキング訓練を経験した後、実動部隊に異動し戦闘はもちろん、ドローン・タレット・メックの現地改良要員としても活躍する。現在でもテック開発に心血を注ぎ、戦闘オペレーター達の"死傷者ゼロ"を目指している。例えそれが"良心の呵責"に苛まれるようなモノであっても・・・」


武器「KE6”実弾フルオートピストル、カービンカスタムが施されており、射程、威力などが大幅に強化されている” 


ホークドローン”連邦軍時代に支給された9mm徹甲弾装填の戦闘ドローンをリコが大幅に改造した” 

ピジョンドローン”元は災害時における要救助者発見用だったのをリコが独自カスタムを加えた”

タレット”9mm徹甲弾装填の固定式自動砲台”」


経歴「4049年・ユーリシア連邦軍へ入隊 ドローン工学に関する豊富な知識を持っていたため連邦軍の人事によるヘッドハントを受けた 

   4050年・新兵訓練コースからエンジニア部隊へ転属しドローンやタレットの改良に着手する ※この時新型のタレット開発の要として招集されたスミスと出会う

   4051年・テックソルジャーの訓練を受ける 学生の時に培ったドローン工学の技術やテックの専門知識が生かされ、史上最短の訓練期間で完了

   4053年・テックソルジャー訓練終了後すぐさまハッキング等を主任務とするクラッカーの訓練を受ける

   4054年・相棒のスミスと共に犯罪組織や海賊を相手に実戦をいくつか経験する

   4057年・ISIAへ所属 テッキーとして優れたスキルを多数保有しているが、それ以外が力不足なためランク4の評価が下った」


心理プロファイル

   「人懐っこく誰とでも打ち解けることができ、チームのムードメーカーとして重要な役割を担っているが、時折り善悪の判断や人道・倫理観よりテクノロジーを優先する傾向があり、テクノロジーの発展を妨害する"人道主義"や"宗教家"達を嫌悪している節がある」


エージェントメモ

   「あんな可愛いらしくて人懐っこい人間がテクノロジー至上主義で非人道的な実験を喜んで実行するような奴だなんて誰が信じる?よくスミスと一緒につるんではいるが・・・スミスに何かを吹き込んでるようにも見える。リコを見ているとなんで悪魔と天使が一緒にいてケンカしないのつくづく疑問に思うよ。連邦軍に所属していた時の監視カメラの記録を回収したため添付しておく」


添付 監視カメラの映像

リコとアルゴニアンのエンジニアが口論している様子が映っている。

「リコ・・・新しいタレットの設計図か?」

「そうだけど・・・なにか?」

「この火炎放射タレットはどう考えてもは非人道的すぎるだろ!リヒテンディッド平和条約(無人兵器の武装に関する条約)に抵触してるんだぞ!」

「あのね・・・これは対人間は想定してないの、危険な野生生物や病原菌の熱処理を目的にしてるの!これがあればオペレーターや入植者達は危険な場所に赴かず安全に熱処理が可能になるんだよ!」

「だが対人間用にもカスタマイズ可能と記載されてるし・・・いくら何でも常識の範疇を超えた火力と射程はどう説明するんだ!?」

「熱に強い生物がこの銀河で多数報告されてるのは知ってるよね?そういうやつらを倒すためには多少なりとも一線を画す必要がある!それにこのタレットは製造もしてなければプロトタイプも作っていない設計段階のものだよ!」

「その言い分・・・前にスミスと共に作った”ナパーム爆撃ドローン”と同じじゃないか!」

「君はオッペンハイマー気取り?人の仕事を邪魔する前に自分の仕事をしたらどうだい?」



"アーセルス・ミィリアント"


「この程度の危機はいくつも乗り越えてきた!あまり俺を舐めるなよ!」

「この攻撃を切り抜けたら、お前をめった刺しにしてやる!」

「ギャレス・・・何かあったら俺を頼ってくれよ」


種族「サンヘリオス」 出身「オメガ」 年齢「24歳」


容姿「身長:216cm 体重:92kg 多くのサンヘリオスと同じように藍色の肌、手足の指が4本、深緑色の瞳、人類の映画"プレデター"のように四つに開く顎、そしてところどころに残っている痛々しい生傷が彼の苛烈な幼少時代を物語っている。全体的に大柄な体格を持つ種族で有名なサンヘリオスでも頭一つ抜けて大きく、大抵の者はその威圧感で委縮してしまうことだろう。コヴナント連合軍にいたころとは別のバトルアーマーを自前で用意しており、朱殷色(黒がかった深い赤色)のアーマーを身に着けている。エネルギーウェポンを好む都合上、マガジンポーチなどは存在しないが、いくつかのナイフやサバイバルキットを多く携帯している」


概要

  「惑星オメガの特に治安の悪いクヴェル地区にて現地犯罪組織の仕事を請け負うことで生計を立てていた。家族構成・出生地は不明(オメガには政府や統一組織が無いため調べようがなかった)。体格に恵まれた種族サンヘリオスでも特に恵まれており、それを利用して過酷なオメガを生き残ってきた。ある時アーセルスが喧嘩を吹っ掛けた相手がコヴナント軍の軍人で、アーセルスは大敗。その後はコヴナント軍に強制的に入隊させられた。軍ではオメガでの戦闘経験や過酷な環境下でのサバイバル経験が豊富なこともあり頭角を現しつつあったがアーセルスの事を快く思わない同僚や上官からそしりを受け、当時の環境を変えるためISIAからの誘いを受ける」


武器「ライザー”エネルギーサブマシンガン、短い銃身とコンパクトストックで近接戦闘に特化” 


スウィリアント”低コストで最も普及しているエネルギーハンドガン”」


経歴「4046年・この時から惑星オメガのギャングやマフィアの用心棒や抹殺代行を請け負っていた情報あり 

   4049年・コヴナント軍へ入隊

   4051年・戦闘に対する高い適正を見込まれ、近接戦闘兵ショックトルーパーの専門訓練を受ける

   4054年・DEATプログラム(危険環境適応訓練プログラム)を受ける 酷暑、酷寒、宇宙空間でのサバイバル訓練で歴代3番目の耐久記録を塗り替える

   4057年・ISIAへ所属 もとより補佐官の訓練をしていたが、戦闘・サバイバル双方においては今期の訓練生の中でもトップクラスの実力を持っている」


心理プロファイル

   「幼少期から暴力が身近に存在していたため、”力こそ正義”という思想が根底にあると思われる。そのため他人の言う事に従う事はまず無いが、"己より強い"と認めた者に対して従順になる傾向がある。”正義”や”救済”という概念に対して諦観しており、”自らの運命は自ら切り開くしかない”と考えを持っている。少々攻撃的ではあるがオメガや軍人時代の経験から自己防衛の一環としてであり、心根から攻撃的とは思えない」


エージェントメモ

   「以外にもギャレスとは良好な関係を築けているようだ。思考が似ていて歳も近いからか軍にいた時と比べるとかなり穏やかそうだ。心理プロファイルにもある通り”自分より強い者には従ったほうが得”という考えを持っていると思われるが、おそらく惑星オメガでの経験がそうさせているのだろう。」



"フルーム"


「落ち着いて!君は必ず助けますからね!」

「彼は既に死んでる!泣き言は後にして救える命を救う事に集中しろ!」

「申し訳ないですが、クズに対する慈悲は待ち合わせてなくて・・・助けて欲しいなら相応の見返りが必要ですよね?」


種族「ゲルコニアン」 出身「カルヴァ」 年齢「29歳」


容姿「身長:174cm 体重:54kg 白い鱗で覆われ、蛇に近い頭部を持つが顔や手には銃創や切り傷がいくつか存在する。体格は人類とそう変わらず屈強とは言い難いが、自衛の手段を持っていないわけではない。メディックを意味する"白のバトルアーマー"と右の二の腕と左胸に着けている"6本の柱が赤色のスター・オブ・ライフ"(救命士の証)のワッペンが特徴的で、メディックらしく多数の医療器具を装備している」


概要

  「フルームは医者として人々を救う事を目標とするただの民間人だった。ある時テロ事件に巻き込まれ、自身が重傷を負い大勢の民間人の死を目の当たりにした彼は"人を救うのはオフィスや病院ではなく現場である"と考えるようになる。治療とリハビリを終えたフルームは将来有望だった医療のキャリアを捨て、軍に入隊し衛生兵として活躍。ISIAが彼の医療技術を見込んでスカウトした」


武器「MP5E”連邦製エネルギーサブマシンガン、高コストだが全てにおいてハイレベルな性能を実現” 


催涙ガスグレネード"フルームの独自配合が施された催涙ガス、吸引した者が「筋肉の痺れ」や「感覚麻痺」を訴えている事から何らかの"神経毒"が混ぜ込まれていると考えられる。 


医療器具一式」


経歴「4047年・民間の病院で勤務 

   4051年・シタデルで発生したテロ事件(アパージ解放戦線事件)に巻き込まれ、全治3カ月の大けがを負う

   4052年・治療とリハビリ完了直後にCFA(シタデル連合軍)に入隊

   4054年・CFAのメディック部隊へ配属 いくつかの紛争地の野戦病院で衛生兵として活躍

   4056年・ISIAへ所属 補佐官訓練を終了した後、支部や訓練所で捜査官・補佐官・訓練生の治療を行う医者として従事

   4057年・キーパーズへ配属」


心理プロファイル

   「利他主義である彼は人を救うことに全力を尽くし見返りを求めない。テロに巻き込まれた経験から”命を救うために命を奪う”という信念も持ち合わせており、どの命を救うべきかを選別する覚悟を持ち合わせている」


エージェントメモ

   「フロートがそんじょそこらの衛生兵とはわけが違う、4051年のテロ事件の経験が彼をより強く、恐ろしい存在に変化させている。彼の利他的な考えや道徳感がキーパーズの若手達にどのような影響を与えるかは未知数だが期待はできるだろう」



"アルフレッド・オルカ" コードネーム:ダスク


「シールド展開!俺の後ろに隠れてろ!」

「はっはっは!この俺を殺すなんて無謀な事はもう諦めるんだな!」

「俺はこの銀河で全てを見てきた・・・全てをやり遂げてきた・・・全てを殺してきた・・・ハッ自慢になりやしないがな・・・」


種族「ルタニアン」 出身「コストラープライム」 年齢「38歳」


容姿「身長:214cm 体重:110kg オルカは魚類の面影を残すルタニアンの中でも地球に生息している"シャチ"に近い見た目をしている。だが顔や体のあちこちに点けられた傷と鍛え上げられた肉体からただ者でないことは容易にうかがえるだろう。オルカは戦場に赴くとき、傭兵部隊で使用していた黒に包まれたヘビーバトルアーマー(通常よりも大柄で耐久性と防弾性能に優れるが、機動力が低下するアーマーの総称)と頭部に「Bites the Dustテメーも地獄行きだ!」と書かれたヘビーバトルヘルメットを身に着ける。」


概要

  「ユーリシア連邦支配領域下の惑星、"コストラープライム"で生まれたオルカは幼い頃に両親を事故で失い、孤児院での生活を余儀なくされる。学生の頃に喧嘩などに明け暮れ、同じ孤児院に居た悪友達と共に軽犯罪を犯し、しばしば警察の世話を受ける事もあった。そして18歳の時、"刑務所へ服役"か"社会福祉の名の元に連邦軍に入隊"という二択を迫られた時、彼は連邦軍に所属することを選んだ。連邦軍では以前までの問題児から一変、頼れる優秀な兵士へと変貌したのだ。上官の指示に忠実で、同僚を守る事に誇りを持ち、任務を確実にこなす文句なしの兵士として信頼を集め、特にオルカが所属していた"第13機甲師団"の面々からは正確無比な砲撃や重火器に対する造作の深さから"キャノンヘッド"というニックネームで親しまれ、尊敬されていた。第13機甲師団が派遣されたマニケアド共和国内戦では、いくつかの勲章を賜るほどの活躍を見せる。退役後は民間企業で働こうとするが平和な生活に馴染めず問題行動を起こすようになる。だがある時、連邦軍の元同僚のツテでヴァイタル・アームズ・テクニクスと呼ばれる大手民間軍事会社へ入社し、傭兵としての道を歩み始めた。民間軍事会社でいくつかの戦場を渡り歩いたのち、フリーランスの個人傭兵として活動していた。とある依頼でキーパーズと出会い、共闘した事がキッカケでISIAの一員になる」


武器「M80F”実弾ライトマシンガン、軽量化と反動制御を突き詰めた分隊支援火器” 


シュレッダー"実弾ショットガン、大型で取り回しに難があるが破壊力や射程は保証されている" 


フルーリオシールド"電力で動く偏光型シールド、展開と収納を瞬時に切り替えられる"


ヘビーバトルアーマーLTO"レベル5アーマー、大抵の銃弾から身を守れる"」


経歴「4039年・ユーリシア連邦軍に入隊

   4040年・新兵訓練コースから重火器支援兵科ヘビーウェポンバックアップユニットの訓練を受ける

   4043年・砲撃部隊に異動

   4044年・連邦賛同国の一つ、マニケアド共和国の内戦に動員される

   4046年・内戦終結後、優れた砲撃支援や分隊支援を表彰される

   4047年・退役後、民間軍事会社ヴァイタル・アームズ・テクニクスに入社、民間警備部門に配属

同年・民間警備部隊で暴動鎮圧、防弾シールド、市街戦・CQBの各種訓練を受ける

4052年・民間警備部隊から戦争・紛争地が主任務の戦闘部隊へ転属

   4055年・いくつかの戦争・紛争を経験したのち民間軍事会社を退社 フリーランスの傭兵になる

4057年・ISIAへ所属」


心理プロファイル

   「彼の戦闘スタイルや立ち振る舞いからは"自分は戦死なんてしないし負傷もあり得ない"という絶対の自信を感じさせられる。だがヘビーバトルアーマーを装着するなど慎重な一面も存在するが詳細は不明、おそらく傭兵時代に何かあったのかもしれない」


エージェントメモ

   「軍・傭兵含め、10年以上も戦地を生き残ってきたベテランであり、その実力は申し分無い。だが一つ気になるのはヴァイタル・アームズ・テクニクスの社員だった時にいくつかの任務に関する情報が全く探れなかった点だ。今後も調査を続ける。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ISIA(銀河間特務捜査機関) クララ13 @kurara13

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ