第6話
カズは十分ばかりすると戻って来た。ヤスヒロに言われた通り、諏訪神社の中をなりふり構わずなまけないで走り続けたようで、はぁはぁと肩を揺らし、苦しそうに息をしている。拝殿の中に戻ると、カズは倒れ込んだ。
「よし、ごくろうさん。それでいい。やつらはこの牛臥山神社の中を右往左往するはずだ」
ヤスヒロはカズの背中を叩いた。
ところで、九谷為也とヤスヒロのやり取りを聞いていたのはもう一人いた。いや、もう一羽といった方がいいかも知れない。ピックルである。
最初に気付いたのは、カズだった。少し前、
「ヤスヒロさん、見て下さい。妙な色の鳥がいますよ」
拝殿の天井にある明り取りの天窓に赤紫色の小さな鳥の影が映っていた。
「なるほど、変わった色の鳥だな!」
ヤスヒロという男も、改めて不思議なマゼンダ色の小さな鳥を興味深い眼で見ている。その小鳥は天窓をパタパタとなんども叩き、一見遊んでいるようにも見えるのだが・・・
ピッ、ピピッ
「あっ、いなくなった」
カズが呆然と天窓を見上げている。
「カズ、もういい。気にするな。行くぞ。犬の鳴き声が聞こえる。警察がこっちに向かって来ているはずだ。その前に、俺たちはここから逃げるからな」
ヤスヒロは裕を睨み、怪訝な眼でしばらく見つめた後、ふふっと苦笑した。カズがこの少女を怖がっているのが分かるような気がしたのである。
「よし。分かった。カズ、その女の子をつれて行くぞ。俺たちが逃げるのに必要になるかもしれない」
そう言われたカズは驚き、裕を見つめた。カズはこの少女が気になって仕方がなかったのだ。その理由が、ただ自分が怯えているような気がする以外、彼にも分からない。
「えっ、この子を・・・なぜですか?」
カズは驚きを隠せない。
「でも・・・」
と、彼は躊躇し、どうしようか迷った。
「何をやっている。早く、しろ」
カズは裕の手を引っ張った。彼は口には出さないが、裕を握った手は震えている。この時、裕は不敵な笑みを見せていたのに、誰も気付いていない。
「は、はい・・・でも、このジジィは・・・どうするんです?」
「相手にするな。そんなジジィに何が出来る、へッ、出来るわけがない。ああ、何も出来るわけがないさ」
こういうと、二人は裕を連れで、拝殿の外に出た。ビビは裕から離れようとはしない。そこを強引に、黒猫の首を掴んで、板塀にぶん投げた。ビビはカズに、ふぅふぅとふいている。
「ビビちゃん、大丈夫。私なら大丈夫だからね。私が助けにくるまで、ここにいるのよ」
ニャー、ニャー
「きっと迎えに来るからね。大丈夫よ。私にいい考えがあるから・・・違うわね。私って、変わった能力があるの。まだまだ未熟だけど、あの人たちには通じる筈だから・・・ビビちゃん、待っていてね」
といい、左目をつぶって、ニコリと笑った。ビビは首をひねる。裕の言葉にビビが納得するわけがない。
「小父さん、ビビちゃんをお願いね」
為也は大きく頷いた。
「急ぐぞ。こっちだ」
ヤスヒロは参道を避け、さらに奥に向かった。
さらに奥に行くと、牛臥山だ。そこには人気の登山ルートになっていて、この時期人に出会うことがある。それはさける必要があった。
「奥に行くんですか?」
「そうだ。たが、すぐにまた引き返す。しばらく俺の言うとおりにしろ」
カズは不安なのである。兄貴分のヤスヒロを信頼していないまでも、こんな状況になってしまった以上、今は頼るしかなかった。
カズが裕を拝殿の外に連れ出したため。ビビは本殿の扉を爪でカリカリし、外に出ようとしている。美しい黒い毛並みの首に巻かれた紫の領巾は、ビビに何かの力を醸し出しているように感じられた。だが、ビビにそんなことは分からない。もちろん、ビビには自分が何をしようとしているのか、分かるはずがない。身体が勝手に動き、裕の後を追おうとしている。ただ領巾を巻いてくれた女の子が連れて行かれて、急に寂しくなっただけに過ぎないのである。領巾を首に巻いてくれた裕が連れて行かれたのが、すごく悔しい気分で一杯だった。
「ビビ!」
為也のこの一言で、ビビは振り向き、老爺を見た。
ビビの鳴き声が外まで聞こえて来た。ビビの首には領巾が二重に巻かれている。拝殿の中が寒かったので、裕が巻いてくれたのである。
九谷為也はその成り行きを見ていて、仕切に何かを考えているように見えた。
「ビビ、行くぞ」
と、いうと、為也は立ち上がった。
ニャーニャー
ビビは為也の腕に飛び上がった。
しばらく行くと、カズが突然止まったのである。
「ヤスヒロさん」
カズが声を掛けて来た。尋常でない声だったので、ヤスヒロは足を止めた。
「どうした?気になることでもあるのか?」
カズは裕を指差し、
「ええ、この女の子、変なんです。何だが知らないけど・・・俺、この子に俺の心の中を覗かれているような気がして・・・怖いんです」
それ以上カズの言葉が続かない。
「お前、馬鹿なことをいうな。」
よく見ると、カズの体が小刻みに震えている。ヤスヒロという若者は十五歳の少女を怪訝な眼で見、様子を観察した。一瞬、そういえば・・・と思ったが、しかし、どこにでもいる少女に見えたのだが・・・。
「カズ・・・」
次の言葉が浮かんで来ない。
(何だ・・・この不快感は・・・)
見るからにごく普通の女子高生だった。可愛いというより、もうすっかり成長しきった美しさの持っている女の子、いや・・・女だった。いや・・・。
(どうして、今までそんなに美しい女だと気付かなかったのか・・・)
ヤスヒロはその自分の気持ち疑念を抱いた。
「確かに・・・」
カズの言う通り、《俺の心の中を見透かされているような、変な気持ちに襲われるのは・・・どういうことなんだ?そんな馬鹿な・・・ことがあるのか》
ヤスヒロは首を強く二三回振った。だが、その動きで少女に抱いた不快な気持ちはきえない・・・むしろ、今芽生えた恐ろしさが消えるわけではなく、ますます増大してきた。
「ええい、嫌な感じだな。カズ!」
ヤスヒロは気を取り直し、気にするな、お前の気にせいだとカズにいい、まずは自分の気持ちを落ち着かせようとした。
この時、
犬の鳴き声がまた聞こえ、だんだんこっちに近づいて来ているきがする。。
「まずい、来たな」
ヤスヒロの気持ちに気合が入り、
「カズ、急ぐぞ。こっちだ」
「ヤスヒロさん、この女の子は・・・」
「面倒だが、もうしばらく付き合ってもらう」
「分かりました。おい、来るんだ」
カズは裕の手を引っ張った。ヤスヒロに続き、カズが続いた。おかしなことに、裕も彼らに遅れることなく走った。引っ張られている感じだった。この時、カズは一瞬戸惑ったが、走り続けた。
(この子は、何を考えているんだ・・・)
裕は走るのが早く、時々カズを引っ張る形になっていた。
ヤスヒロも少女の奇妙な動きに気付き、立ち止まった。犬の鳴き声はそこまで来ている。急がなくてはならない。呼び寄せた仲間も待ち合わせ場所にもう着いているかもしれないのである。
「ここだ。もうすぐ来るはずだ」
ここは諏訪神社の鳥居のまえである。
結局、神社の入り口に戻って来たのである。
「ヤスヒロさん、また戻って来ましたよ」
「これでいいんだ、カズ」
パトカーは止まったままだったが、辺りに警官はいなかった。
「俺の狙い通りだ。カズ、見ろ。俺が呼んだ車だ」
車がやって来て、止まった。中から現れた男にヤスヒロに駆け寄って来た。だが、ヤスヒロはすぐに足を止めた。
「お前は・・・」
そこに現れたのは、あのジジィだったのである。
「どうしてお前が三尾の車に乗っている?三尾はどうした?」
ヤスヒロは立て続けにしゃべった。
「そう、慌てなさんな。じっくり説明してやるよ」
「言っておくが、私はジジィではない。お前たちより確かに歳は撮っているが、ジジィではない。まあ、待って色。私の真の姿を見せてやろう」
こういうと、ジジィは自身の変装を頭から順に取って行った。
「お前は、誰だ?」
現れた男が応える前に、裕が言った。
「九鬼龍作さん・・・ですね」
「ふふっ」
九鬼は苦笑した。
「君がどうして私の名前を知っているのか分からないが、そのとおりだ」
「九鬼・・・」
ヤスヒロはちょっと首を傾げたが、急に顔色を変え、
「えい、どうでもいいことだ。あいつは、どうしたんだ?」
「気にしなくていい。もうすくここにやって来るはずだ。そら、やって来たぞ」
三尾である。
「兄貴、すいません、今、そこで・・・」
「いや、もういい。警察がそこまで来ている。逃げるぞ」
ヤスヒロは声を張り上げた。
「カズ!」
「この女の子は・・・」
一瞬ヤスヒロは裕を見たが、
「置いておけ。ももういい。急ぐぞ。走れ!三尾もだ・・・」
カズが裕の手を離した時、
「待ちなさい、あなた達!」
裕は威嚇するような厳しい声を張り上げた。
「私が逃がさないわよ」
裕は彼らの前に立った。
驚いたのはヤスヒロで、カズはビクッと体を震わせ、座り込んでしまった。
「あなたたちの行動はとっくに見通しだからね。種山警部にも知らせたからね。もうすぐここに来るよ。ほら、後ろを見てごらん」
彼女の言葉には威嚇というより威厳があり、何よりも自信のある態度である。だから、ヤスヒロは振り向いたが、誰もいなかった。
「何をいう。お前はずっと俺たちと同じに居たではないか。でたらめを言うな」
「でたらめですって・・・後ろを見なさいよ。そうよ、後ろをよ」
カズはその前に鳥居の上にいる小鳥に気付いた。鳥居の上には小鳥がいて、周りを動き回る人をじっと見つめていた。
「ヤスヒロさん、あの変な色の小鳥ですよ。俺たちを見ていますよ」
「カズ、馬鹿なことをいうな」
だが、恐る恐る鳥居を見上げた。
「あっ!」
ヤスヒロは声を張り上げた。
「どうしてだ、どうして、こんなことになったんだ?」
「ふふっ」
裕は笑みを浮かべた。彼女の眼はいつの間にか自分たちを取り囲んでいる警察官の後ろに一人ぽつんと立っている変装していない九谷為也こと、九鬼龍作を見ていた。
ここで、時間をほんの少し戻してみる。そう、ほんの少しの時間だけで良かったのだ。
「どうしたんだ、ラン!」
ランの動きに乱れが見られ、行ったり戻ったりしている。拝殿の中を確認したが、黒猫のビビがいるだけで、人は誰もいなかった。しかし、ランが中を徘徊し、誰かがいたことが分かる。
「遅かったか」
種山良太郎警部はくやしがった。だが、彼は依然としてランの動きが激しいのに気付いている。匂いがまだ充分残っているようだった。すぐに拝殿の外にでた。
この時、種山警部の耳に奇妙な、それでいて幼い女の子の声が飛び込んで来るのに気付いた。
「すくに来て下さい。そうです、ランちゃんが私たちのいる場所に案内してくれますから・・・私たちはすぐ傍にいます」
「何だ・・・誰だ?」
周りを見回したが、それらしき少女の姿はなかった。種山警部は聞こえた声に問い掛けようとしたのだが、その気配は消えていた。
「ラン・・・」
種山警部はランに声を掛けた。
ワンワン・・・
ランはすぐに匂いの後を追おうとした。
(おやっ・・・?)
ランは二つだけ違う匂いに気付いた。それに、
(この匂いは・・・)
一つは主人の九鬼龍作のにおいだった。もう一つはとても柔らかくて優しい匂いだった。ランにはその匂いの主が理解出来なかったが、けっして自分の敵でないと確信した。この二つの匂いは時間をずれていたが、同じ方向に向かっていた。
ワワン・・・
ランは、
「この匂いの先には間違いなく、みんながいる」
と、確信した。
ピ、ビックル
ラン
すぐに反応し、
「いい・・・行くわよ。しっかり捕まっているのよ、ビビ」
ランの背中に飛び乗り、しがみ付くビビに、声を掛けたラン。
「ビックルちゃんの声が聞こえるわね、ビビ」
ニャー
ビビはきょとんして、眼を回している。このきょとんという表情は、ビビがこの上もなく嬉しい気分の時なのである。
ところで、九鬼龍作はどうしていたのか・・・何処に行ってしまっていたのか?
彼の動きを知るためには、さらにもう少し時間を遡らなくてはならない。
拝殿の中にいる時、カズが小鳥にいるのに気付いた時、九鬼はピックルの鳴き声からある情報をもたらされた。なぜなら、九鬼はピックルの言葉を理解出来るからである。
そうなのです。九鬼はここに向かっているもう一人の仲間の存在に気付き、ここに来るまでに止めなければいけない、と思ったのです。智頭町を横切る国道・・・ちょうど智頭駅まえの四つ角の信号で、そのやって来る彼らの相棒を待ち伏せたのです。
まあ・・・その方法はどうでもいいことですが、その様相を見てみると、こういうことです。諏訪神社に向かうには、その信号を左折しなければなりません。直線ならそのまま突っ切るのですが、四つ角に来ると男がスピード緩めた時、ピックルはフロントガラスをパタパタと叩き始めたのである。運転の邪魔になり、このまま突っ走れば路肩にぶつかってしまう。男は仕方なく車を止め、外に出た。
小鳥はまだフロントガラスをバタバタと叩いていた。
男は、小鳥を払いのけようと手を出した。この時、男が気付かぬ内に車に乗り込んだ者がいた。運転席の閉まる音に気付き、男は振り返った。
「おい、お前は・・・!」
車に乗り込んだのは間違いなく老人であつた。すぐエンジンが掛けられ、車は急発進して、走り出した。
まあ、手短に言えば、こうである。そして、男にとって残念なのは、車のナビでここまで来たのはいいが、ここからどう行けば仲間の所に行けるのか、全く見当さえ付かなかったのである。男は京都から駆けつけていたのだ。
「くそっ!」
男はその場にへたり込んでしまった。しかし、ヤスヒロが待っているのを思いつくと、男は携帯を取り出し、知らせた。
「おい、兄貴、俺だよ。近くまで来たのだが車を盗まれてしまったんだ。どうしたらいい?」
三尾はこう言うしかなかった。
「馬鹿なこと言うな。お前、今何処にいるんだ?」
「近くにいるのは間違いないと思うんですけど、よく分からんです・・・」
「近くになにがある?」
男は・・・三尾は自分の周りにある建物や目印になるものを話し、ヤスヒロに説明をした。
「ああ・・・」
と、ヤスヒロは納得したようで、
「分かった。そこで待っていろ。いや・・・お前から来てくれ。そこから鳥居が見えるか。そうか、それを目当てに来てくれ。すぐ落ち合えるだろう。俺たちも今から、そっちに行く」
「待って下さい。来ても、車はありませんよ」
「何だと!本当に車は取られたのか・・・」
この時、車が勢いよく諏訪神社の鳥居の前に大きなブレーキの音を立て、止まった。そして、中から現れたのは、あの九鬼龍作であった。
ここで、話を諏訪神社の鳥居の前に戻す。
「どうして、お前がその車に乗っているんだ?」
その車の中から出て来たのは、九鬼龍作であった。ヤスヒロは声を荒げている。
「お前は、誰だ?」
「どうでもいいことだ
「知りたいか?」
九鬼龍作はやはり笑っている。
「お前は、何者だ?」
聞き返す、ヤスヒロ。この問いに答えたのが、裕であった。
「この人は九鬼龍作といって・・・この日本中に夢を求めて旅をしている人ですよね」
「何・・・お前、何を言っているんだ?」」
こうなってしまうと、自分がなぜここにいるのか、ということさえヤスヒロは忘れてしまっている。彼は苛立ち、興奮している。もうそこまで追手が来ているのである。
一方、九鬼龍作も驚いていた。この子が、なぜ私の正体を知っているのか分からなかった。確かに、この子の祖母の前で九鬼龍作であることは名乗ったのは、彼は覚えていた。彼がどういう人間かは話していなかったのである。それなのに、この子は知っている・・・九鬼龍作にも分からない。
九鬼はニヤリと笑った。
「君は・・・」
といったが、後の言葉が続かなかった。
ここから、五月裕の独り舞台の幕が上がることになる。しかし、彼女自身にもこの後自分が何を言っているのか認識していなかった。九鬼に殴りかかろうとしたヤスヒロは、ひとりでに十メートルほど飛ばされ、カズは裕の力を加えるまでもなく、しゃがみ込んだまま身動きができなかった。裕はただ、頭の中に浮かび上がって来るまましゃべったのに過ぎなかった。そして、自分の持っている力を発揮したに過ぎない。彼女はその無意識の状態から目覚めたのは、黒猫ビビが彼女の足元に来て、
ニャーニャー
と、泣き、彼女の素足の足にすり寄って来た時である。
「あっ、ビビちゃんじゃないの」
といい、ビビを抱き上げた。
ところで、唯一裕の能力に気付いていたカズだが、警察が・・・というより種山警部がランとともに鳥居の前にやって来た時には、地面にへたり込んでいた。
後味の悪い顛末になってしまったようだが、まだこの九鬼龍作の話は終わっていない。数時間後、裕はビビと別れ、手には紫の領巾を持ち、智頭の山々から吹き降ろしてくる心地よい風に向かって、自分の気持ちを吐露しようとしていた。この領巾は、九鬼龍作が裕に送ったものであるのは、このお話の初めにいったように記憶している。
「このモヤモヤするあの方への思いって、私の初恋・・・なの?だとしたら、領巾さん、私のこの思いをあの方に伝えて欲しいの」
裕は領巾を高く上げ緩やかに振り続けた。
「あれ・・・風が・・・」
裕は風の行方を追った。
「どうか、この風に乗って、私の思いをあの方に伝えておくれ」
《裕の能力は明らかに未熟である。それは、彼女が成長するにつれて、彼女の持つ超能力は自身の努力によって完成されるに違いない》
九鬼龍作の冒険 美しき采女伝説 青 劉一郎 (あい ころいちろう) @colog
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