王国の1人の青年

@mitsuaki00

第1話

王国があった。その国はおおいに栄えていた。

国の中心には、威厳に満ちた立派な城があり、城下町は商売が栄え、活気にあふれていた。


城で働く上下百官には、選りすぐりの優秀な人材が揃っていた。

城下の市場には、王国内だけでなく外国からもたくさんの商人が集まってきていた。

この王国の市場では、この世に存在する物は何でも手に入れることができると言えた。


美しく整備された城下町。

たくさんの人で賑わう市場を1人の青年がぶらついていた。


青年は、しばらくの間、世界中のありとあらゆる品物が並ぶ王国市場の店を見て回っていた。

彼は、人ごみにもまれたのちに、一軒の宝石店に入った。


その宝石店は屋台ではなく、木造の店舗を構えていた。青年が店のドアを開けると、ドアのベルがカラカラと鳴る。    


店の販売員が「いらっしゃいませ」と青年にさわやかな笑顔で声をかける。


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