第21話 悪魔と科学
無の悪魔のメンバー
闇の情報・
海の加護・
力の剣技・
自然創生・
人間擬態・
俺は、無の悪魔の中で唯一の男子であり、年長だった。(身長も一番低い)
まぁ一人称が「俺」は俺以外に二人いるけどな。
俺にはよく暇つぶしに
ノース=クラウルだ。
知ったきっかけは俺の友達のテラ=コット。
一応2年と少しくらい関わっていて、3回「あけおめ」と「ことよろ」を言い合った仲だ。
ノースとテラと俺でよく話していた。
...ここまでよく俺生き残ってたな。
―――――
中1になりたての頃だった。
(行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない)
涙が出てくる。
数日ずっとこんなだ。
学校はもう行きたくない。
死にたい。
前に親に精神病院に連れて行かれた。
「鬱ですね。...多分社会不適合者ではないかと。」
先生にあっさりと言われてしまった。
ずっと心にナイフが突き刺さっているようだった。
その日からベットに籠もって泣いている。
「少しくらい何かしてごらん。」
父親に指さされたのはノートパソコンだった。
その日から何か特別なことをするわけでもなく、ネットサーフィンをしていた。
そしたら、好きなゲームの二次創作を簡単に作れる小中学生向けのプログラミングサイトを見つけたんだ。
親に頼んでサイトのアカウントを作って、同じゲームが好きな人を探して友達になれた。
その頃はずっと敬語だったりした。
自分が傷つくのが嫌だったから、本心も控えめにしていた。
二次創作のキャラクターを作るのは俺には向いていなかった。
友達と相談して募集をかけてみることにした。
そしたら、20人ほど集まってきた。
その中に今の友達のテラがいたんだ。
―――――
暇だ。
正確には暇ではない。好きなゲームの二次創作を作るという目標がある。
だがモチベが足らない。
暇なので自分がフォローしている人がなにかしていないか適当に見てみることにした。
すると、ちょうど0分前にプロジェクトを共有している人が居た。
せっかくなので話しかけてみることにした。
daitin1025
『|ω・`)ノ ヤァ』
terarann-2010
『早!?!?』
中2の夏あたりだろうか。
テラと本格的に関わりだした頃は。
―――――
中3の6月頃だったか。
ノース=クラウル...もとい、このサイトでは「ネコピカ」と名乗っている彼と出会ったのは。
この頃はリアルタイムで通知が来るL◯NEのようなサイトに集まるようになっていた。
ボイスチャットも、画面共有できるし、画像も出せる。
ここのURLを知っている人じゃないと入れない...いわゆる絵チャの絵抜きバージョンのような。
そこでいつも通りテラと、彼女の友達である皆と話していた。
ちなみに彼女は勿論女子なので関わっている人は9割女子だ。
「こんにちは〜ねこぴかでございます^^」
「あ、ねこぴかさんこんちは!!」
ここで彼と会ったのだった。
中1から、テラと会い、彼女の友達であり無の悪魔の一員である「クミ」、「リア」とも出会い、ノースという親友もできた。
もう鬱はない。
来年から高校生になる。
トラブルもあったけど、なんとかここまでこれた。
生き残れた。
テラのおかげと言いたいわけじゃない。
ノースのおかげと言いたいわけでもない。
ただ、俺は生きれたんだ。
そう思えたんだ。
―――――
昔から何かをしようという想いはなかった。
僕はただプログラミングサイトでプログラミングをしているただの一般人だった。
僕はノース=クラウル。
姉を失ってしまったんだ。
だけど、ある業界に足を突っ込んでしまったら、意外と良かった。
その業界は、「絵描き業界」。
プログラミングサイトなのに、何故か公式で#artがあるのだ。
不思議だったけど、皆絵が上手いし、とても心に刺さる絵だったり、面白い絵だったり、個性的で豊かだった。
プログラミングが主だったけど、絵も上手いと褒められて前より上達した。
もしかしたら僕は、プログラムより絵の方が向いていたのかもね。
特にイチくんとはかなり奇跡的な出会いだった。
ネットで会う前に、一回だけ戦闘大会で会ったことがあったんだけど、かなり強い相手でちょっと苦戦したなぁ...
でも、ちょっと苦戦して負けるか勝つかギリギリくらいの相手が欲しかったんだ。
相手も戦闘狂らしいし、勝っても負けてもいいから面白くて長くなるバトルがしたい僕と相性がとてもいい。
僕も彼と同じ中3だけど、逆に同じ中3でこんな人がいるなんて驚いたなぁ。
これからも一緒にいられたら良いな。
―――――
死にかけた。
ついついエナドリを飲み過ぎてしまった。
両親には相当心配された。
きっと、姉と同じく消えてしまうと思われたんだろう
実際、一歩間違えれば消えるところだった。
こんなとこで死ねるわけがない。
「生きなければ。」
そう言い聞かせた。
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極寒の地の中、真実を見極めろ 空野 猫 @soranoneko
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