番外編 Air superiority誕生の裏側
7月某日 某市内 酒坏邸
酒坏:はい、じゃあ今から私の小説で登場させる単発単座戦闘機の構想を練っていくんだけど、とりあえず・・・どうしようか。
(酒坏樽 身内ゲームグループ「1AMMO」リーダー。小説投稿主。なお、専門知識はほぼ皆無)
神崎:いや、なんも決めてないの?
(神崎海斗 現役民間旅客機パイロット。グループ内最年長(42)でありまとめ役。戦闘機の知識はそこそこ)
酒坏:いやー、まったく決めてないんだよね。とりあえず技術的に再現可能な範囲だったら
空影:いや、シュバルベも怪しいラインじゃない?
(空影弥刀 戦略ゲームHoi4 1500時間プレイの
峯風:
(峯風睦月 金持ち。一児の母。酒坏とはグル内で最も付き合いの長い一人。戦闘機より軍艦の方が好きらしい)
酒坏:まあ、主人公のいるところではないけど、内燃エンジンを確立させてる国はあるね。ただ、その国と主人公の国ってかなりの距離あるし、そもそも国土の広さ的にコメートは航続距離がね・・・。
空影:そもそも敵になる航空戦力って飛龍でしょ? 飛んだところで2000mくらいなんだからコメートみたいに高高度飛ぶやつよりも低高度性能の安定してるレシプロのほうがいいんじゃない?
他:それはそう。
他:・・・(数秒の沈黙)
酒坏:なら、戦間期から大戦期までの単発レシプロ機で作ろうか。
峯風:オッケー。なら、一旦解散で。数時間後に再集合ね
他:はーい
数時間後・・・(ちなみにその間に統一規格を共有しましたわ。武装は小口径機関銃だけにすることと航続距離が500km以上であることにいたしましたわ)
神崎:そんじゃ、私からな。一応設計図と想定できる性能表な。モデルはイギリスのスーパーマリン・スピットファイアにした。どの高度帯でも平均値以上の性能が出る万能機だな。ただ、水冷エンジンだから冷却機構に少々難アリだな。あともう一つ。こっちは空冷エンジンの機体にした。
峯風:フォッカーD21?
神崎:戦間期から大戦後まで使われた名機体だな。酒坏がWar Thunderで使ってたの思い出して引っ張り出してきた。ただ、機体の強度を強めるために少し大型化した。
酒坏:なるほどね。言うてどちらも小説に出すには良さそう・・・なんだけど、どちらかというと空冷エンジンにしたいかな。水冷エンジン機って、水温管理とかも必要になるから、いきなり入れるのは少し難しいかも。フォッカーベースの方はかなりいいかも。ただ、後の拡張性に関しては難アリだね。エンジン馬力がカツカツになりそう。
神崎:あー、それは確かに。となると、プロトタイプ止まりになりそうか。
酒坏:うん。でも、小説にはかなり出しやすいかも。
神崎:うい。
空影:じゃあ、次俺出すね。これだ!(書面を机に叩きつける)
酒坏:却下
空影:なんで!?
酒坏:まず、2800馬力の空冷エンジン。これはまだ許す。
空影:いや、だってデカいもん積めるし。Hoiは軽戦闘機でも2つエンジン積めるし。
酒坏:そうだね。その思考が2つ目だ。武装にある30mmMK101を6門と、追加武装にある12.7mm GAU-19ガンポッドとは何だ? 私には大口径機関砲と現代型重ガトリング機関銃の名前が書いてある用に見えるんだけど?
空影:ミマチガイジャナイカナ
酒坏:そうか。・・・却下だ
空影:ふぇぇ
峯風:まあまあ、どんまい
酒坏:峯風、あんたのも却下だよ?
峯風:エ?
神崎:
峯風:・・・(*ノω・*)テヘ
酒坏:Aマス持って出直してこい
峯風:はーい。あ、ならこっちは?
空影:コルセア?
峯風:ベースはね。ただ、機体の大部分を木製にしてるのと、エンジン馬力を下げてる。機関銃も12.7mmじゃなくて7mm口径にしてるけど。
酒坏:これなら問題ない・・・でも、コルセアをこのエンジン馬力で飛ばすには無理があるんじゃない? エネルギー損失がかなり大きそう。
峯風:じゃあエンジンだけワスプメジャーに変える?
酒坏:やめてー。そのエンジンの1/2でいいからー。
峯風:うーん。オリジナルエンジンとかにしたら馬力調節もできそう。
神崎:なら、ベース機はコルセアとフォッカー、またはそれに近しい機体で決まりとして、後日もう一回出し合うか。
他:りょーかーい
―――――
やっぱり数日中にはでませんでしたわね。今回は会話形式で書きましたわ。普段ここのメンバーの人たちとは本名なうえにあだ名呼びなので偽名にするの大変でしたわー。
ちなみにお気づきだと思いますが後編がございますわ。
転生令嬢は翼獅子を駆りて空を飛ぶ 酒杯樽 @polus
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