おもいのまま
一
思いのまま
赤と白 白と赤
一つ枝に抱えて咲き誇り
器の中から見つめてる
遠いあの日に伸ばし揺れる指
細い腕(かいな)に余るよな
あの日の青さがほろ苦く
そっとポケットにしまいこむ
二
想いのまま
鮮やかな ふた色の花
笑顔で抱えた若い人
鉢と共に去って行く
我が身は老いて此処にあり
かつて選んだあの枝が
ささやかに今を彩って
あのひとの面影はおぼろげに
そっと胸の中におさめて
詩歌<あの空の下で> 地崎守 晶 @kararu11
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