第122話 3人よれば


 五害老絡みの逆恨み拗らせ勢を芋づる式に潰していった。

 まるでプチプチシートを端っこから順番に潰していく感覚だ。

 中には本気で自国の為になるとか思い込んでた重症患者も居たのは片腹痛い。


「なぁ?どういう理屈を捏ねたら国力を落とすのが得意な老guyを支持すると自国の為になるというロジックになるんだ?w」


「うーん……議会でのgdgd具合を諸外国にアピール、だが実は影の政府とか裏の政府とかがあって諸外国を欺いてるのだ!とかゆーロジックなんじゃね?www」


「ソイツはいくらなんでもファンタジーが過ぎるぜ!HAHAHA……」


「”議会で昼寝してる議員に一言どうぞ”って聞いたら“先生は瞑目して深く考え込まれてるのだ”って返す連中だから油断出来ないのが怖いぜwww」


「深く考え込み過ぎて船漕いで夢の世界まで到着してましたけどね、サブスペでは過去の史実として“議会では各議員の脳波を示す装置を着けるべきか”論争が本気で議論された挙げ句否決されてましたけどね(苦笑)」


「それで更に国民の支持率落としてたんだよなw」


「あれは作り話にしても居た堪れないwww」


「先生って呼ばれるくらいですから“瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず”って言葉くらい知っててもいいんですけどね。経歴を辿れば御本人の時代の初等教育の国語でも道徳でも扱われてた題材なんですけどね(苦笑)」


「“記憶にございません”ってヤツ?w」


「単純にボケてるだけだろwww」


「幾つかの常用漢字とか単語とかも知らなかったり読めなかったりするみたいですからねぇ(苦笑)」


「“恥”とかw」


「それなwww」


「ところで自由都市も一段落ついた様ですね、帝国の冒険者ギルドに決着つけるんですよね?」


「1号2号には繋いであるから大丈夫っしょ。ノーザンパイアで動きがあれば、その時点で顔出してもいいけどねw」


「最早どうでもよくなってるだろwww」


「結果は火を見るより明らかですからねぇ(苦笑)」


「見てるだけで何とも言えない不愉快さを提供してくれる連中だからなー、一応スパイダーネットのログも偶にチェックしてるけど……無駄な隠蔽工作とそのしわ寄せで残業地獄になってるっぽいしなw」


「なんでそんな管理できない人材が管理職とかになってんだよwww」


「人事評価が曖昧なんでしょうね、適切な人事考課って中々にプロフェッショナルなスキルなのに数時間の管理職研修受けさせただけで部下の評価とかさせちゃう組織とか終わってますよね(苦笑)」


「イエスマン大好きな管理職が産み出す、やる気のある無能を出世させちゃうシステムってヤツだねw」


「利益を産み出す筈の部署で自己満足で仕事した気になってるモデルかwww」


「それよりも過ごしやすい気候の自由都市で飲み食いしてる方が全然健康的で建設的よw」


「今夜も海賊か?www」


「三瓶どんの村の素朴な海鮮料理も良かったですけど、こちらの洗練された海産物もいいですよね。」


「まさかイカスミパスタまであるとは思わなかったしw」


「今朝はタコのいいのが採れたみたいだから今夜も期待出来そうだwww」


「タコはいい出汁が出ますからねぇ」


「そうだ、タコパしようw」


「出たwwwサエキさんの心の中のOLwww」


「なんですかソレ(苦笑)」


「俺の心の中に住むナイーブで乙女なハートを持ったOL、疲れた心と身体を癒やす提案が特技。旅の提案が得意技。」


「他にも心の中のギャルとかも居るらしいwww」


「それはそれは……楽しそうですね(苦笑)」


「タコパはタコ焼きの他にもタコライスやタコスもオーケーだ。ちなみに心の中の少年は定番だからな、心の中の日曜の父親とかも居るから乞うご期待だw」


「何に期待なんだよwww」




 貴方の心の中には何人いますか?w



 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

異世界ゲーマーズ【▶イージーモード】 椿 恋次郎 @tubaki_renji

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ