物語はまだ導入部なのですが、島の言葉を混ぜ込んだ文体がとても美しいです。話の中に度々唄が入りますが、これがまた当時の情景を浮かび上がらせます。真南風の踊りの部分は必見です。真南風の結末を是非最後まで見守りたいです。
5話まで読んでのレビューです。ちょうどいろんな謎が続々でてきて、阿国って、ひょっとしてアレ?とかなんで意地悪伯母さんが?とか、さらにこのあと主人公どうなっちゃうの?ってところで投げっぱなしジャーマンですよ!ああもどかしい続きがすごく気になる。文章も独特な方言やら風習やら、さらりと説明されているので違和感なく読めます。お見事です。