戦争抑止のための小ネタアイデア

憲法9条軍に関連して、軍事力を用いない戦争抑止策が何かないものか、いろいろと考えていました。これまでは「核」が抑止になると言われてきましたが、いくら戦術核だったとしても、そんなものを実際に使用した日にゃお互いに悲惨なことになるわけで。地球レベルで危機が訪れるわけで。もっとスマートな人文的方法ってないのかな、と。


難しいのはわかってますけどね。ま、フィクションなんである程度は非現実的でもいいかな、と思っていました。そこで思いついたのが「軽蔑決議」です。

これは言ってみれば「お前のカーちゃんデべソ」作戦です。何言ってるかわからない?そりゃそうだ。説明しよう。


国際紛争を解決する手段として、あるいは何らかの野心のもとに、もし国境を越えて軍事的侵攻を行った国家が現れた場合。明日登呂市およびミクロネーション国家連携の国々の議会は、というものです。

その国の国民は、ある意味で被害者でもあるので、軽蔑しません。ただし、その政府は21世紀にもなって愚かな行為に出たということで、とにかく馬鹿にする。お前じゃなくて「お前のカーちゃん」を罵倒するわけです。


具体的にどうするか、というのはありません。経済制裁をするわけでもない。もっとも、一地方自治体や小国家が何かやろうと思ったってできませんよ。できないけれど、精神的に「軽蔑に値する政府」というラベルを貼ってやろうと。声明を出したり、何かその国に関する報道をする際には必ず「軽蔑すべき〇〇国政府は……」と書くんです。まあ、それだけのこと。


最初はなかなか良いアイデアだと思ったのですが、うーん、やっぱり効果としては弱く、抑止にまではならないか。と考え直して、残念ながら本編への採用には至りませんでした。ロシアとウクライナの場合、どっちも「軽蔑」の対象にするのかという、判定基準も明確にしておかなければなりませんし。


みなさん、何か良いアイデアないですかね。

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アストロQ・付録 作中の政策まとめ 大石雅彦 @Masahiko-Oishi

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