【第一回・用語解説】ナロードニキ・帝政ロシア・大学生
①ナロードニキ
十九世紀後半に帝政ロシアで盛り上がった、「民衆の中へ(ヴ・ナロード)」をスローガンとする社会運動の参加者のこと。当時帝国人口のほとんどが農民でありながら、貴族と農民の層の分断が激しく、政治社会は非常に貴族中心で回っていたことから、有志の青年たちが発起した。
しかし、その貴族と農民の相互不理解ゆえに融和は進まず、あまり良い終わりは遂げない。
②帝政ロシア
十八世紀から1917年まで続く皇帝(ツァーリ)を頂点とした政治体制。ロシアの西洋化・近代化を担った舞台であり、それゆえの中央集権性や急激な改革で巨大なひずみを抱えた帝国でもある。
ロシア革命により、ソビエト連合に取って代わられる。
③大学生
作中通りのスーパーエリート。当時の大学は中等教育を終え、官僚や医者、学者を養成する高等機関。制度自体は現代とあまり変わらない(はず)だが全寮制であるなど違いがある。
リアルな授業の雰囲気が私もいまいちぴんとこず困っている。往時の大学生活についての資料があったらお持ちください。→5/7追記 当時の回想記を見つけたので勉強中!
転生したらナロードニキだった件〜ヴ・ナロードで始める世界変革〜 @kisaiwaka
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