魔族の娘、マルグリッド　～人間になりたい魔族の娘は、進化の秘薬を求めて旅立ちます～

絶滅した魔族の娘、マルグリッドは人間でいうなら、七、八歳の姿だが、本当は二十年はヴァズといっしょにサセット山の山の頂上にいた。火竜のリスタルクも風竜のリッセルドも友達だ。
かつて冒険者だった、ヴァズも今は引退して、山で採れる薬草を村の人に提供して生計を立てていた。
人間に憧れるマルグリッドは、一度も彼らで言う所の食事をしたことが無かった。それ故に、マルグリッドの成長は遅く、見た目が幼女なのだ。
ある日、マルグリッドは、魔族が人間になれるという秘薬があるという事を知った。その書物は東方の神殿に神殿にあるという。
どうしても人間になりたいマルグリッドは、火竜のリスタルクと共に、東方に旅立つのであった。