キラキラネームと時代の移り変わり

《》アルカ・ルルカ・メリレルカ《》

第1話



 突然ですが皆さんはキラキラネームというものをご存知でしょうか?名前くらいは聞いたことがあると思います。ここ最近では徐々に増えてきている名前の様式の事ですね。



 どういうものかと言うと、本来その字が持つ意味や読みを無視して、まるで連想ゲームかのように名前をつける様式の事を言います。


 

 例えると、奏でる夢と書いて【ソプラ】、愛心と書いて【はあと】など、本来は有り得ない読み方したりするので、実際にキラキラネームの人は病院、はたまた学校などで正しく呼ばれない事など容易に想像出来ますでしょう。



 書き手である私は、一般的などこにでもありふれた名前ですので、実際にキラキラネームを名ずけられた方の気持ちを分かろうと偉そうなことを言うつもりもありません。



 ですが私はキラキラネームというのは一種の個性でありその人の特性であると考えていて、大人になればなるほど、つまり歳を重ねて精神的にも成長すればする程、キラキラネームという個性を活かすことが出来ると考えています。



 例えば、大人になれば飲み会や宴会の席に着くこともありますよね。そうした時に、自分の名前の由来や名前で苦労したエピソード、良かったエピソードなど話題作りの起点になると考えます。



 キラキラネームというのは今はまだ珍しい名前の様式で、実際の人の経験談はとても興味深いものだと思うので、聞く方も退屈する事はないでしょう。かくいう私も聞いてみたいと常々思っています。



 私がこの話の中で何を言いたいのか、それは、キラキラネームというのは一種の名前の様式であり、名前の様式は時代によって変化するもの。つまり次世代の様式と考えます。キラキラネームで苦しんでいる人、悲しんでいる人がもし居たら、伝えたいのです。



 キラキラネームだから周りとは違う、キラキラネームだから可哀想…。なんて事はないんです、周りがまだ持ってない最新のゲーム機を買うように、キラキラネームとは、少し先の時代の名前の様式で、自分たちは時代の先駆者だと、そうポジティブに捉えるのです。



 時代と共に移り変わりゆくものは沢山あります。

 特異、奇抜、そういった"特別"は時の流れに沿って数を増やしていきます。数が増えるとあら不思議、それは人々の"普通"に裏返るのです。


 

 最後になりますが、私はキラキラネームという様式がもっともっと世間に広まれば良いなと心から思っています。そして私と同じ考えの人は必ず居ます、今は時代の移り変わりのタイミングなのでしょう。

 私は時代の流れに沿って、世が変わりゆく様をこの目で見届けたいと思っています。

 

 

 



 


 


 

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キラキラネームと時代の移り変わり 《》アルカ・ルルカ・メリレルカ《》 @MiKuTa723

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