第2話 私達の恋の相手…

私は学校に来て好きな人というのができた。

その人は悠青(ゆうせい)くんという、頭は悪いけど運動がとてもできて、優しい人だ。しかも、ゆうせいも双子なのである。


私が悠青に惚れた理由は、私が通っている学校はテストの点数が悪ければ放課後再テストをして、合格点を取れれば帰ってもいいが、とれなければ夜6時まで残るということがきまりがある。


でも、今日は日本に来てからハマったアニメというものを見なければならない。(というか、リアタイで絶対見る!笑)


そんな時に、その再テストの範囲の教科書をなくした。

私は「えぇ、どうしよう。再テストの範囲がのってある教科書がない!」と慌てて、

琉空に借りに行こうとしたが、もうかえったらしい。

もう今日はダメだと肩を落としていると、悠青が、「ほら、俺のかしてあげる。俺は優赤(双子の妹)から借りるから。」


「ほんとに!?ありがとう!終わったらすぐ返すね。」と自分の席で勉強した。


先生から「今から再テストを始める。合格点を取れる自信があるものは私にプリントを取りに来なさい。」と合図があった。


私は先生にプリントを取りに行くと、『あれ、悠青は勉強せずに本をよんでる。』

不思議に思って、隣の席の亜美に『悠青ってさっき悠赤ちゃんに教科書かりにいってた?』

と聞くと、『ううん、悠赤ちゃんはもうかえてからそれはないよ。』と言われた。


『私に、持ってないのに貸してくれたんだ。』

と、あとでその分の感謝も込めてお礼を言っておいた。

そこから私が悠青にほれたのである。

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裏切りの王族の血を引く私達でも幸せになってみせます! crea @IrelandQueen

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