第5話  みんなの自己紹介じゃね

「それじゃあつぎはわたしがするわ」

さっきまでのことはまるでなかったかのように話し始めたアカネ


「わたしの名前は四条アカネ

西園寺伊吹くんの幼馴染でスキルは<転移>です

みんなよろしくね」

「うむ先ほどの<転移>は素晴らしかった

期待してるぞ」

ニッコニコのアイス教官

どうやらアカネは教官に気に入られたようだ

「ふむ、それでは次はわれがしようではないか」

そういって勢いよく席を立つは中二病っ子

「我が名はエミリア!

古き竜と契約をかわして現在によみがえりしいにしえの魔術師である

我が右目のに宿るは竜の力

常人には到底で耐えることはできないであろう

しかしわれは、」

「ながい!簡潔に話せ!」

アイス教官にはあまり長い設定はうけなかったようである


まあ彼女脳筋ぽいしなぁ

「あ、はい、なまえは神宮寺 ミコトです

気軽にミコっちゃんとでも呼んでくれたらうれしいです

スキルは<賢者>でだいたいの魔法は使えると思います

よろしくお願いします」

そういってきれいなお辞儀を披露するエミリアもとい神宮寺ミコト


いやおまえだれっ!すっげえ裏切られた空気なんですけど!

いつも教室でやってるやつどこいったんだよ!


「これからよろしくねミコっちゃん」

「<賢者>は素晴らしいスキルだ

これからのおまえに期待する」

「ふっ、われに任せておけ・・・よかったよ~はじめて友達ができた(小声)」

ミコト友達いなかったんだな・・・


「それじゃあ、さいごは俺ですね

名前は西園寺 伊吹です

スキルは<剣神>

よろしくお願いします」

あたりはなぜか静まり返った

「えっと・・・なんていうか普通の自己紹介だね」

「おもしろさのかけらもない自己紹介だな」

「ふっ、風の声がきこえる」

みんなあたりつよくない!?

あとミコトここ室内だからね!?



「それではこれからスキルについて教える

スキルとは神からの祝福であり人なら誰しもが生まれた瞬間に授かるものである」

そういって黒板らしきものに書きながら説明をするアイス教官

「それじゃあ、教官はどんなスキルを持っているんですか?」

「わたしか?わたしはどんな攻撃も受け止めることができるといわれている<金剛>というスキルだ」

「へーそうなんですねー」

「まあわたしのスキルは訓練の時にでも見せてやろう

それじゃあ続きだがスキルというものは授かった時点で身体能力の上昇や本来見えないものが見える、身体の特徴が変わるなどの何かしら影響を与えるものが数多く存在する

そういったものをしっかりと把握することが最初の第一歩として大事である」

俺の中で変わったもの・・・


「またスキルとは意思の具現化である

想いを込めまた創造することで同じスキルだとしても天と地ほどの差があることを忘れてはいかんぞ」

その後もアイス教官による授業はその後も続いた


「よし今回はこんなもんでいいだろう

次回は実践だ

それじゃあ今日のことを振り返りながら自分の中に落とし込んでおけ」

そういってアイス教官は部屋からでていった

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<神剣>とかいう強いスキルをもらった俺はどう考えてもどっかの主人公の当て馬な件 土井有栖 @pmpopmg

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