第2話めでたい話

噂ではわしに孫が出来るらしい一体何匹生まれるのか


……なんて、この寒い外で暮らす猫が、そんなふうに呟いているかもしれません。


どうも今日は、呂尚ロショウと申します。


今朝も寒くて、起きるのが大変でした。


それはともかく、“上の短歌は一体何だ?”と、首を傾げている方々が多いかと思います。


まぁまぁ、そんなに悩まなくても。


世間でいうところのあれですよ、あれ。


お・め・で・た❤️


いい響きですね☺️


命の息吹を感じますね🥰


どうやら人間が寝静まった頃、ちょっとやってしまったようです。


何故かしら遊ばなくなった雄猫ちゃん投げ飛ばされたりでもしたかしら


2月初旬、何故かHちゃんと遊ばなくなりました。


いつもちょっかい出しては威嚇されていたので“諦めたのかな?”と思い、気にも留めませんでした。


でも、何と無く勘が働いたのか、丁度爪を切りに行くついでに診てもらおうかと思い、2月18日決行しました。


おめでとう戸惑うのかと思いきや覚悟決めて迎える春


「触っているのが膀胱じゃないなら、4匹はいますね」


“これぐらいです”と言わんばかりに、小さなお団子を親指と人差し指をくっつけて、今の状況を説明してくれる先生。


悪い選択肢もありましたが、15年程前にも経験していていたこともあり、答えは“welcome”でした。


それに、必ず4匹無事に生まれるという確約はないですし。


ありのままを受け入れた方が楽しいと思いましたので、その旨を伝えてその日の診察は終わりました。


来る猫はあの時逝った4つ子かも選んでくれて有難う


日々大きくなっていくお腹を擦りながら思っていたのは、2年程前ベランダで亡くなったお腹の大きな猫のことです。


彼女から生まれなかった子猫達が、時間をかけて我が家に滞在しようと決めてくれたのではないか。


そんなふうに考えるのは、端から見ておかしいのかもしれません。


しかしながら、根っから否定しなくてもいいかとも思うのです。


直ぐに帰ってしまうかもしれませんし、逆に長く滞在してくれるかもしれませんし。


苦労も楽しみに変わればいいかなと思います。


弥生の月空に輝き道照らす辿り我が家へwelcome


それからというもの、私はHちゃんのお腹を撫でながら、色々話しかけています。


もう少しすれば、食欲が戻って沢山食べてくれると思いますが、食べないでいると心配にはなります。


今はただただ見守るばかりです。


3月中旬頃いいご報告が出来ればと思っております。


お仕舞い






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短歌+エッセイ 淡雪 @AwaYuKI193RY

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