歌舞伎の裏路地で。

結婚を考えていた恋人である拓真に振られてから仕事も私生活も何もかもが上手くいかなくなってしまった香純。自殺を図るため自宅から飛び降りようとするがふと拓真のことを思い出してしまい自殺への覚悟が薄れてしまう。そこで香純は死ぬ前に未練を断ち切りたいと考え新宿にある思い出の居酒屋に行く。自宅から居酒屋までの往路。居酒屋特製のサワー。思い出がふつふつと湧いていくばかりだった。閉店ギリギリまで1人で呑み酔ってしまった香純はそのまま裏路地に迷い込んでしまう。うずくまった香純に優しく声をかけたのは新人ホスト「ハルト」と名乗る男だった。香純はその日からハルトのお店に通うようになり＿？