過去編 転がる石の様な生き方 5
公子様を執務室で騙し討ちしてから約二時間後、
そして乾杯から数十分後━━
●
「マレット、醤油取って醤油」
「はい。あ、そちらの煮込み料理よそって貰えますか?」
「…なんだそれ、食べ物なのか…?」
熱石に乗った鉄鍋の中で湯気を立てる真っ赤なモツ煮に慄くエル様を横目に、
陶器製のレンゲを使って真っ赤な煮込み料理を取り皿に山盛りとりわけ、
【影の手】を伸ばして皿を渡し、代わりに醤油の瓶を受け取る。
行儀の良い所作じゃ無いんだが、ついついやっちゃうんだよな、こういうの。
「ほい、
「ここ以外では食べられませんからね、最近は真似する店もあるようですが」
「うへぇ…ちゃんと処理しないと恐いんだぞ、ホルモンは」
「……お、おい」
この店の経営が軌道に乗って以降、
ウチの真似をする店は結構増えた。
お陰で西央都を中心に西部の飲食店は色々と刺激を受けているらしく、
現状に不満のあった若手の料理人達も、にわかに活気づいているのだ
…と、
俺としては美味い店が増えるのはいい事だと思っている。
どんどん競争して欲しい、どうせ元ネタは前世だし。
「はい、エル様も好きに食べてくださいね。
今日は俺の奢りです」
「あ、うん…カパレか?どうやって西部まで?
干物にも見えんが…?」
魚が好みだと言うので
川は多いが海と面する場所のない西部では海水魚は干物でも高級品なんだが、
魔導具をもたせた元傭兵の北部流通部門が頑張ってくれているお陰で、
夏期以外は月に一度、仕入れが見込める様になった。
今日のは先週北部から届いた活け締め冷凍のカバレを調理した一皿で、
これだけで西央都一般家庭の月収半年分が軽く飛ぶ。
大衆魚の普及はまだまだかかりそうなので、今後の課題だな。
いぶかしげに眉根を寄せながら、
一口大の切り身を口にするや、エル様が叫ぶ。
「……ッ、なんだこの味は!?」
「お口にあったようで良かった。
あとで会員証を差し上げますので、公私共に是非、御贔屓にどうぞ。
エル様はちょっと痩せすぎです。もう少し食べて下さい。
自慢じゃないですが、西央都どころか西部で一番美味い店ですよ、ここ」
「あぁ、すまない…どうも
…いや、そうじゃない!」
チッ
理性を取り戻しそうだな、じゃあ次は角煮でも押し付けるか。
次々運び込まれる料理の中から、とっておきを選ぶ。
「なんだそれは…茶色いが…燻製肉か?あまり好かんのだが…」
「あ、エル様も肉嫌いですか」
結構肉嫌い多いんだよな、この世界…というか西部。
まぁ加工処理がアレだから臭い肉ばっかりだし、南部産の香辛料は信じられない程高価い。
なので西部じゃ塩漬けや燻製が高級品。
あとは家畜化した魔獣を潰す時か、
一番多いのは雑な処理の野生の魔獣肉を、
さらに雑な調理で血が滴るまま鬼のように煮込むか焼いたパッサパサの噛み切れねぇ肉料理ばっかなのが悪いんだが…
「まぁ召し上がってみて下さい、手間かかってますよ」
「あぁ、うむ…いや、そうじゃなくてだな…」
そんなに肉は嫌か…
まぁ西部じゃ貴族が食べるマシな肉でも
適当な野鳥に…あとせいぜい歳取って潰す
だが、コイツはそんな肉とは一線を画す大ごちそうだ。
最初に親父殿に食わせた時は
「ホワァァァァァ!でかしたァ!!」と叫んだくらいの極上品なのだ。
「これウチで飼育した
「タトン!?それならまぁ…しかし燻製か…」
どうも反応からしてタトンは嫌いじゃないらしい。
…まぁ、西部じゃ塩漬けや燻製以外は手に入らんわなぁ。
コレは中央の外れで買い付けようとしたら拒否されたので、
ムカついたから野生のを捕まえてきて、ウチで持て余してた山で斜面飼育したやつだ。
タトンは結構凶暴な魔獣なので、
中央じゃ魔法で植物状態にして強制給餌で育てるらしいが、
お陰で数が少ないし、ぶよぶよしていて味もいまいち。
それでも高級品で、公爵家でも毎食は出せないたまのごちそうだ。
塩漬けや燻製ですら、そうなのだ。
いっぽうウチでは繁殖個体以外は幼体の内に去勢して、
広い野山で野生に近い状態で育てている。
畜産のノウハウが無いこの世界だと、
魔獣を肥育するのは危険だし、手間もかかる。
なので退役した従軍経験者を何件か家族ごと雇って、
教育しながら頑張ってもらっている。
困窮してたから、テコ入れにもなって一石二鳥だ。
ウチからも西部公爵家にちょくちょく献上してるんだがなぁ…
あ、でもウチから献上する時も塩漬けか燻製で渡してるので、
もしかして塩漬けや燻製以外は初めてか?
「塩漬けでも燻製でも無いですよ。熟成タトン肉の角煮です」
「熟成…?塩漬けや燻製でない肉ということ?
莫迦な…そんなもの食べられるものか!」
「召し上がってみて下さい、食わず嫌いは損しますよ」
ぷるぷると照り輝く角煮の艶と香気に、エル様が生唾を飲む。
「嘘…これが肉…?」と声を漏らしているが、無意識の様だ。
西部公爵家公子様は中央育ちでいらっしゃるので偏食で有名だし、
状況的にも葛藤があるんだろうが。
ただまぁ、あんだけ魔法を使えば空腹どころか飢餓状態のハズだ。
さっさと補給しないと本当に倒れかねんので、たらふく飯を食わせたい。
「そうですよエル様。
ただでさえ貧相なお身体が、噂通りの偏食でえぐれては事です。
貰い手が無くなると西部全体が困りますので」
「貴ッ、様ッ…!」
吹き上がる蒼い炎。
はい【
本日何度目かな?
「マレット、
エル様も、いい加減無駄な事をしないでください。
見苦しいですよ。
この場で一番弱いのはアナタだってのは、もうわかってるでしょ?」
少し魔力をおこして威圧する。
俺はさっさとこのヒトに飯を食わせたいのだ。
「…一番酷いことを言ってるの、アナタですよヴィル。
本当の事を言うと可哀想でしょう?」
「おのれ、嬲るか…」
めんどくせぇなぁ…
マレットとエル様両方の口に【影の手】で角煮を放り込む。
「いいからさっさと食べて下さい、冷めると台無しですよ」
「むぐっ…────」
「むがっ!……~~~~~~~~~!!!」
エル様が口を抑えて陶然とし、わたわたと身悶える。
ソレを見たマレットがくつくつと不機嫌そうに忍び笑いつつ、無言で咀嚼する。
それからは暫し、三人とも無言でひたすらに食事に没頭する。
会食と言うにはなにかおかしいんだが、最初よりは大分マシだ。
「面倒な交渉の時はひとまずメシです。
お腹いっぱいになれば、少しは和やかに話せるでしょ?」
「…この期に及んで和やかにだと?」
顔面がヒクヒクしていらっしゃる、
お腹が膨れて大分マシな顔色に成ったけど、ちょっとピキり過ぎだろ。
とはいえ角煮は気に入ったのか、
追加分を手元に取り分けた取皿にチラチラと視線を向けている。
その
自分は不機嫌なんだぞと虚勢を張っているガキでしかない。
どうすんだよ、マジで…
親父殿はあぁ言ってたけど、
やっぱりちょっと担ぐには不安がある。
まぁ騎士教育受けてないと、こんなモンか?
マレット含む一派の主張に、じわじわと説得力が増していく。
「和やかでないのがお望みですか?
それとも二度と食事が出来なくなるのがお望みですか?」
マレットがすかさず煽りに行く。
流石に魔力はおこしてないが、明確に威圧している。
やめろつってんのに…
まぁ気持ちはわかるんだけどね。
「マレット」
「…食事に集中します」
「よろしい」
メシが不味くなるからね。
「…なにも!よろしく!!ないッ!!!」
マレットの威圧が解けた事で、
度重なる挑発に耐えかねたエル様が声を荒らげ、
円卓を叩いて椅子から立ち上がる。
「おっと」
「お行儀が悪いですよ?エル様」
幸い料理は無事だった。
という事で熱々の麻婆豆腐を口にする。
(む…豆腐のクオリティが上がっている!)
もっぱら獣避けに使われていた
薬草店で見つけた胃薬代わりの
空きっ腹には堪えられない風味を奏で
丁寧に水気を絞って下処理された手作り異世界豆腐と、噛めば崩れて混ざり合う。
記憶にある豚肉よりも野趣の強いタトンひき肉の旨味にも、
まったく負けない存在感を主張している。
彩りを添える薬味の
コレはもうちょっと品質上げられるな。
辛くて美味い、汗がふき出す。
また腕を上げたな、
いや、豆腐の担当はマリラだったな…ふたりとも後で褒めておこう。
エル様が暴れて大きな音がたったが、
一番奥の防音個室なので他のお客様の御迷惑になったりはしない。
いや、ちょっと聞いて欲しい。
この辺地味に苦労したのだ。
個室席を何も考えず完全防音にしてしまうと
注文や食器の上げ下げがスマートに出来ないし、
折角の生演奏が聞こえなくなる。
一番高い部屋なのに、逆に高級感が薄れてしまう。
それでは駄目だ。
俺はその為に指向性のある防音魔法陣を開発し(マレットには潜入・暗殺用だと疑われた)、
各席に外に繋がった数種類のベル型の魔導具を設置して、
対応したサービスが提供される様にした。
現代の飲食店文化を知るオーナー=俺の細やかな気配りでもって、
当店では躾のなってないガキ一人暴れた程度では店内の空気は壊れない。
そういう意味では前世の飲食店より優れた環境を作れたと言えるのでは無いだろうか?
そんな現実逃避気味の思考を、
席を立って胸倉を掴みに来た小さな手が断ち切る。
「貴様らはッ…貴様は一体なんなんだ!?」
なので、さっきから壊れそうなのは
一切の事情を説明されないまま執務室から拉致されてきた、
「この私を拐った上に、平気な顔でうまそうに飯を食うなッ!!」
本当に何も知らない、西部公爵公子こと──
「ヴィルヘルム・ケレス!私をどうするつもりだァッ!!?」
腹ペコのエルンスト・レガ・ゼーリンゲン(略称エル様)だけだ。
いいからさっさと飯食って下さいよ。
冷めますよ、角煮。
●
時間は乾杯前に巻き戻る。
●
「注文は以上。悪いけど早めに頼むな?」
「ウィ、オーナー」
注文を受けて退室していく従業員にチップを渡して、
「もう十分頂いてますのに」と苦笑される。
前職は歓楽街の娼婦なんだが、
多少魔法も使える。
この店はそんな生まれの従業員が割と多い。
教養も高く所作も洗練されているので、
他の従業員の指導だけでなく、
他の富裕層向けの店舗数件を任せ、
ここの個室対応は彼女を中心に回している。
正直頼り切りで頭が上がらなくなっている。
今では彼女目当ての貴族の客も年齢性別問わず多い。
当然お触りは厳禁だ。
「さて…どうすっかなぁ…」
「冷静に考えると、何も知らないコレに
いちから説明するのも面倒ですね。
もう帰らせて後日内容をまとめた書面でも押し付けて済ませます?」
それも良いかなぁとちょっと思ってしまうが、
流石にそういう訳にはいかない。
「コレ?それに面倒だと?」
だってなぁ…
「本当に、全く事情を把握していないとは」
「部屋漁って何も出てこなかった時はどうしてやろうかと…」
「だから、何の話をしているのだ…!」
結論から言うとこの人、
マジで何も知らない単なる可哀想なお姫様なのである。
正直言うと想定外だった。
流石に少しは『騎士の館』の内情や力関係を把握していて、
多少の情報提供で事態の重さを共有できると思っていた。
ところが、蓋をあけると
本当に何も知らない、教わっていないまま
『騎士の館に逃されてきた』だけだったのだ。
マレットがしつこく
「アレは駄目です、このままだと西部は終わりです」というのも、
流石にこのレベルで駄目とは思っていなかった。
親父殿の「可哀想な方だから、気長に見守って差し上げろ」という呑気な声を思い出して、頭を抱えるしかない。
「エル様、まずは乾杯です」
「だからッ…エル様???」
「俺はエルンストでもエルネスタでもどっちでも良いんです。
それより飯でも食ってからでないと、こんなしんどいハナシ出来ねぇつってんですよ
貴方も限界でしょう?」
「どっちでも………なんなのだ、ソレは」
上座に押し込めたエル様にグラスを押し付ける。
テーブルを挟んで若干距離があるので、
『影』の手を使ってみせると肩が大きく震えた。
落ち着きなく彷徨う視線に怯えが浮かんでいる。
舌打ちが出そうだ。
つとめて明るくグラスを掲げる。
「はい乾杯!」
「乾杯」
「…」
全員空のグラスで乾杯。
この世界の会食では、各々好みや種族ごとに飲めるものが違うので、
形式上こうしてから各人が好みの飲み物を選ぶ。
空のグラスを掲げるのは、殆どの国で融和の象徴ともなっている作法だ。
コレも転生者の仕業っぽいんだよなぁ…
まぁこの場で乗ってくるのはマレットだけだ。
「
「はい。炭酸でお願いします」
「すっかりハマったな」
「湯冷ましより喉越しが良いので」
「…?」
押し付けられた自分のグラスをどうしていいか迷っているエル様より先に、
酒飲みの様な事を言うマレットから注文が入る。
「【
「なっ!?」
グラスに【影の手】でハンドジューサーから搾りたての果汁を、
別の魔法で炭酸水を注ぐ。
マレットのグラスは高価な透き通ったガラス製なので、
炭酸の泡が音を立てて浮き上がるのが見える。
同じく自分のグラスを満たして見せると、
目を丸くして驚いているが、まぁそうなるわな。
「同じもので宜しいですか?」
「え、あ…あぁ」
「では失礼して」
【影の手】で果汁を注ぎ、銀が曇らないのを確認させてから炭酸水を満たす。
魔法で作る水は高価だ。
沸かしたり濾過したりしないでも清浄だし、毒が混入する事も無い。
まぁ毒消しの魔導具もあるし、今エル様が持ってる銀盃もそうだ。
つっても魔法で毒を精製すれば別なんだが、
一般的には毒を作る魔法は無いし、眼の前で生成されればソレとわかる。
そうでなくても普通、水を出せる魔法使いにそんなリソースは無いしな。
とは言えエル様なら日常的に呑んでるだろうに、狐につままれた様な顔をして
泡立つグラスを凝視している。
「…公表していないのか?」
あ、気になるのはソッチだったか。
「はい。各期の筆頭である候補生が、
後方で護衛に護られる水出し騎士なんてやってられません」
「莫迦な、候補生どころか一線級の魔法ではないか…」
まぁ、水は戦略物資だ。
特に遠征中は生活用水でさえ安定確保は難しく、
水を沸かす燃料も限られる。
だからって魔導具で水を出すなんて不経済すぎてやっていられない。
樽か瓶で運ぶ方がマシなくらいだ。
それが安全に飲める水となれば、
実力にもよるが、基本その魔法だけで一生喰うに困らない。
東公のいる東部は事情が少し違うだろうが、それでも十分希少。
西部では最低でも上級士爵位以上を与えられて、家ごと囲い込まれる。
もし大貴族の庇護下に無いなら、
血族、或いは個人の身柄の奪い合いで
貴族間で戦の原因になり得るのが、水を出せる魔法使いだ。
俺とマレットが先に口をつけて見せた上、
魔法で作られた水だからと、ようやくエル様がおずおずと口をつける。
「…美味いが、慣れない感覚だ」
「お気に召したなら幸いです。
普通の水も出せますが、もう一杯如何ですか?」
「同じものを貰おう」
こちらに向けられたグラスを満たしつつ、
考えるのはこの人をどうするか、だ。
「無理やりお連れしてしまいましたが、
ここは俺が個人的に経営している店です。
西部ケレス産の食材だけでなく、
中央や北部から届く食材を新しい調理法でお出ししています。
噂くらいは聞いていませんか?」
「中央の食材に新しい調理法…?
そう言えばそんな話しを聞いたような…
確か『
結構な評判になっていると…
思い出す様に呟く様子から見て、雑談の種くらいの感触だ。
大方側近の誰かから聞いたんだろうが…
側近くらいしか情報源を持ってない事の証左でもある。
他の有力者から聞いていれば、
側近の日誌を見るに、そういう誘いがほぼ無いか、あっても断っているっぽいんだよなぁ…このヒト。
「いや待て、経営?
…ケレス候補生がか?」
「そうですよ」
「何故?」
最初は西央都の飯があまりにも耐え難かったからなんだが、
まぁ今それはいい。
「俺は名札の札代を自分で出してますので」
「何故だ」
「何故でしょうねぇ」
理解できないという顔をしている。
そりゃそうだろう、彼女の常識で考えれば、
中級下級の騎士爵家出身者ならともかく、
まっとうな爵位を持った家門…それも次男とは言えケレスの子息が
『自分で身を立てている』なんて意味がわからないハズだ。
少なくとも『おかしな事』という程度の認識はあるらしい。
「
「西部の要と聞いている」
これも実感は無さそうだし、実情は知らんみたいだなぁ。
「ケレスは西部で一番鄙びた、特に見る所もない田舎の領地ですよ」
「だが西部全体の食料の内、六割はケレス産だと聞いている」
有名な話だ。
取り立てて見るもののないケレス子爵家について、
知られている事は二つしか無い。
「実際は七割近いですけどね。
西部を支える一大穀倉地帯。
そしてもう一つ…
領軍が無く、そもそも軍権を持っていない。
『腰抜けのケレス』…お聞きになった事は?」
ケレス子爵家は西部──
いや、公国で唯一軍権を西部公爵家に返上している領地貴族だ。
領地・領民を護る貴族の義務を負いながら、
かつての内乱の折に生命線たる軍権を手放す事で公爵家と公国に忠誠を示し、
公国西部全域に事実上の守護契約を結ばせた狂った家だ。
西部公爵家が、その公子が
ケレス子爵家を実際どう思っているのか、
その確認も兼ねて、俺はその蔑称を持ち出した。
「愚かなことだ、西部に無くてはならん家だ」
グラスの中身を飲み干して、卓に置く。
「だからこそわからん。貴様は…何だ?」
脇役英雄(仮題) ヤク物 @yakubut2
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