第52話 超えられそうにない壁が目の前に

日々の生活の中で、何かを意図して行動しようとしたら、必ず毎度毎度巧くいくとは限らない。


いやむしろ大抵どんな場合でも何かしらの課題や問題が生まれてくるもの。


問題解決にはそれなりの労力を要するのだから、労を惜しむコトを優先するならとにかく何もしないのが最善かな。





しかしながら人は多くの場合自立したら生業を持つもので、生業=仕事というヤツはなかなか労を惜しませてくれない。


むしろもっと労力を提供せよと追い立ててくる始末。





どうせなら「労力を提供する行為そのものを楽しめるような環境」てのを手に入れたいもの。


「好きでなければ出来ないコト」は、人によって量が違うみたいで「嫌いでも出来る程度の行為」を仕事に選ぶ選択肢もあるにはあるんだけど、長続きさせるのは難しくなるよね。





さてどうあれ、仕事に就くコトができただけでも有り難いワケで、それなりに熱意を持って取り組まれたらイイと思う。


しかし熱意を持って取り組むとどうしても壁が登場するものだ。


不思議だよね、熱意にセットなんだから。





そこでタイトルをドーンとフェイドイン。





どうやっても超えられそうにない壁を前にした時に一番大事なのは一歩引いて他人事のように眺めて見る事だと思う。


問題の中心に立ってしまうと、まあいいコトはない。


問題は至近距離で詰め寄って来(ているように見え)るし、部分だけがクローズアップして全体像に目が向かない。





時間がないんだから一歩引くなんて出来るか、馬鹿。





いやいや、そんなコトはない。


全体像を確認するコトこそ、問題解決の第一歩だよ。


プロセスはこんな感じ。





01.他人の振りをする


取り扱っている問題から目を一旦逸らしてみよう。


通りすがりの他人をロールプレイするんだよね。


つまり、何も知らない人になってみる。


そして、超基本的な構造や状況を見直すの。





02.関連する人やモノやお金をふわーっと全体的に眺める


だーいたいどんな感じなのか、ビジュアルで認識する感じ。


ホワイトボードにおおきな丸をいくつか書いて関連をつなぐくらいで十分。


細かく書けないコトを重視してホワイトボードとかがいい。


エクセルとか最悪。





03.見え方が変わったら人を巻き込む


問題の中心に居た時に比べて、なんとなく見せ方が変わった?


変わらないのだったら重症。


他人にすがって欲しい。


つまり自分で解決する事は不可能だ。


もしもちょっと見え方が変わったのならしめたもの。


課題解決に必要な要素を、自分の出来るコト、他人に頼まないと出来ないコト、急ぐコト、急がなくてもいいコト、に分類してマトリクスを作れば自ずとクリティカルパスが浮かび上がる。


その上で、タスクを小さくパッケージ化出来るものは誰かに投げつければ万事OK。


わたしは大体この方法でヤってきたが、9割方なんとかなった。


「他人にタスクを投げつける」行為にはちょっとしたコツがあるけど、ソレについてはまた別の機会で書こうかな。





最後に


割と限定的なコトを書きたい気分になってこんな文章を投下してしまった。


誰かのお役に立ちそうな仕事術的記事には全くならないけど、わたしらしい内容だと思う。


ノウハウ記事を否定しておいてコレだよ、まったく。


---

つづく

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サラの日記 -駄目人間は今日も- ヒズミ @death13th-overdrive

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