軽いノリで乙女を奪っただけじゃん

軽いノリで乙女を奪っただけじゃん

　プロフィール。

　家事手伝いの四十代、永遠の乙女です（照れ）

　現在に至るまで一度も男性とお付き合いした事がなく未婚です。

　新品です、年齢を考えると希少価値が高いです（笑）

　趣味はお料理とネイル、特に美容研究。

　お化粧や流行のファッションに気を使い、月に一度だけですがエステにも通っています。

　自分磨きは欠かさず目下精進中。

　性格は良く言えば癒し系？　悪く言えばおっとり系？（どっちも褒め言葉ぢゃん）

　友達からは天然ボケとツッコミが入る程度です（なんでやねん！）

　数年前まではバリバリ社会の荒波に揉まれて某大企業で一人前に仕事をこなしていましたが、上司や同僚にも恵まれず人間関係は最悪で、それが原因で体調を崩し、なんと数ヶ月も入院してしまったのです。

　なので社会に出て働けません、悪寒に苛（さいな）まれ目眩（めまい）に苦しみ倒れてしまいます。

　私は社会の枠に収まりきるような器じゃないと思っています！

　それに専業主婦も立派な仕事です！　専業主婦は年収1000万に値すると断言できます！

　こんな私を養ってくれる壮大な海のような心をお持ちの紳士、切実にお待ちしております（＾＾）v

　紳士に求める事、こちらの希望としましては、年齢24歳〜36歳迄（最悪許容は38歳迄）

　最低年収680万以上（1000万以上はウェルカム‼︎）

　アパートやマンション等経営してると感謝感激です、仔犬のように尻尾を振って歓喜します！　ワンワン(U＾エ＾U）

　容姿は問いません、と言いたいところですが背に腹はかえられませんので、あっさり塩顔のモデル系でお願いします。

　身長175㎝以上、痩せ型もしくは筋肉質（マッチョ過ぎな方はごめなんさい、苦手です；；）

　車持ち、但し軽四はNG！（メルセデスやBMW辺り、左ハンドルだと尚更嬉しい）

　将来子供は、ん〜……あなたとの相性次第です！！！！

　嘘嘘、二人は欲しいかな？　理想は年子でイケメンお兄ちゃんとカワイイ妹♪

　習い事は英会話とピアノと既に決めています（私が幼少期に習いたかったけど叶わなかった事）

　長々と読んでくれて、ありがとうございます。

　こんな乙女ですが（どんな乙女だよ）素敵な紳士と巡り逢いたいと日々夢見ております。

　これからの人生、共に末長く幸せを分かち合いましょう。

　たくさんの熱いメッセージ待ってます、どうぞよろしくお願い申し上げます。

◆

　マッチング、メッセージありがとうございます！

　電話番号も教えていただき嬉しい限りです、さっそく電話したくてウズウズしています！（ドキドキ）

　募（つの）る想い、私は虜（とりこ）、あなたの事しか考える事ができません！

　いつ会えますか？　今日会っちゃいますか？　明日でも大丈夫です！

　寂しいです、一刻も早くお会いしたいです！

　これは運命です、お互いの小指には見えない赤い糸が結ばれているのかもしれませんね（キャッ///）

◆

　今日はありがとうございました！

　会えて嬉しかったです、喫茶店でお茶した後、行く当てがなくてついつい私のお家へ誘っちゃいました！　こんな事したのは初めての事です！　本当ですよ！

　あなたに初めて会ったのに……その後いきなり……抱かれちゃった……。

　今でもお臍（へそ）の下辺り、大事な部分が少しヒリヒリして痛いです、何せ産まれて初めてだったもので（笑）

　でもでも、そんな大胆なあなたの性格も素敵です。

　あなたと結ばれた後、思い出に残したくてツーショット写真を撮ってごめんなさい（ペコリ）

　スマホの待ち受け画面に設定しちゃいました！

　次はいつ会えますか？　明日は会えますか？　明後日でも大丈夫です！

　今度はあなたのお家へ行ってみたいなぁ（ハァト）

◆

　今日も会ってくれてありがとうございました！

　また私のお家で、何度も肉体を重ね合わせちゃった（///）

　次こそは必ずあなたのお家へ連れってくださいね！

　それと……もう一つお伝えしなければならない事があります。

　あなただけに秘密の告白をします。

　本題はここからです。

　私の家には認知症の70代の母が居ます。

　先日の出来事です。

　あろうことか、母は食事中にリビングで粗相をしました。

　軽いお仕置きのつもりで、椅子に座っている母を強引に起き上がらせて、上手投げで床に叩き付けました。

　母はその時の衝撃で腰の骨を折ってしまい身動きが取れない状態になりました。

「痛い、痛い、痛い、痛い、痛い」

　いい歳した大人が産まれたての赤子の様に喚（わめ）き続けるので私は腹が立ってしまい、素足のまま顔面を踏んづけてやりました、何度も何度も。

　だんだんと頭に血が上ってきて、萎れた首に素足をあてがい私の全体重を乗せてやりました。

　気が付くと母は窒息していました。

　不慮（ふりょ）の事故で母親は息絶えてしまったのです。

　お葬式なんてした事がないので母をどう処理をしていいのか分かりませんでした。

　とりあえずゴミ袋の端（はし）を切っては継ぎ足し、切っては継ぎ足し、何重にも重ね合わせて母をぐるぐる巻きにしてみました。

　そのままの状態で母が使っていたお布団に挟んで押し入れに仕舞ってます。

　一緒に処分してください。

　何故だか理解に苦しみますが、ちょっぴり悪い事をしている様な気がします。

　だからこの事は誰にも言わないって約束してください。

　あなたと私、二人だけの秘密です。

　指切りげんまん嘘ついたら針千本飲ます指切った。

　あなたは私の大切な処女を奪いました。

　その後、何度もあなたは私の裸体を味わい尽くし、絶頂をむかえ果てていました。

　押し入れに置いた母の死体の隣で。