僕と彼女の秘密の日々
Tonny Mandalvic
僕は彼女と人前では絶対話さない。
今日もごみのような毎日が始まる。
僕は朝早く教室にいく。
彼女はまだやってこない。
そのうち人がやってくる。
クラスメイトへ僕は挨拶をする。
彼女がやってくる。
彼女はクラスでも大人気だ。
なので僕は挨拶だけを行って話さない。
彼女と二人きりになれるまで話をするのをやめよう。
どうしようもない授業が始まる。念仏のような授業だ。
訳のわからない説明を聞いている。
まあ炎のない護摩行みたいなものだと思えばそんなに苦痛ではない。
というかその前に炎がない時点で非常にらくだと思うがそんなことはどうでもいい。
彼女をみると、一応話を聞いているようだ。
まあそのうち回りが話をするだろう。
昼休みになっても彼女と話すことはない。
午後も炎のない護摩行が続く。終わると、やっと僕のターンが始まる。
帰りのホームルームが終われば、彼女との部活の時間だ。
先輩たちが引退、卒業し、僕と彼女しかいない部活。
彼女がやってくるのを待つ。
でもやってこなかった。
これはすべて僕の妄想だった。
こんな世界はないのだ。
僕は彼女と話せることを考えながらずっと誰にも言えない秘密を抱えている。
僕と彼女の秘密の日々 Tonny Mandalvic @Tonny-August3
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