第二章 第六話

第六話 お姉ちゃん2


🎶♬♪♫🎵(携帯の音)


「もしもし」幽香の母親


「お母さん。お姉ちゃんって帰って来てない?」


「え?帰って来てないと思うけど。というかあんたお姉ちゃんに会わなかったの?」幽香の母親


「どういうこと?」


「お姉ちゃんねぇ。あんたのこと待ちきれなくて迎えに行くって、中学校いったんよ?門の前で待ってサプライズする言うて。」幽香の母親



「そうなの?ごめん。まだ門、行ってないからあってないわ。」


「でも何で、ウチに電話するん?」幽香の母親


「いや、合格したから伝えようと思って、電話したけど、繋がらんかったんよ。」


「そうなん?携帯持って行かせたんやけどなぁ。」幽香の母親


「まぁいいや。ありがとう。お母さん。」


🎵(携帯を切る音)


タッタッタッ(走る音)


門の前


「はぁ、はぁ、はぁ。どこ?お姉ちゃん。」


ざわざわ(騒ぎ声)


「もしかして。」


わたしは最悪のことを頭に思い浮かべ、何やら騒がしく、集まっている方へ行った。


「ちょっとすみません。通してください。」


わたしが、いわゆる野次馬の方々の間をすり抜けていった先には救急車とお姉ちゃんの姿があった。


「お姉ちゃん!?」


「ゆ、うか、」


「お姉ちゃん大丈夫?」


「妹さんですか?」


「はい」

 

「なら乗ってください。病院に向かいます。ご家族に連絡をお願いします。」


「わかりました。」

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毎年、幽霊部員の私が入った部活は幽霊部員(幽霊の部員)のための部活でした。 TYATAMA @TYATAMA

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