第2話

ふわふわ浮いている、いつまでもくものうえなのか、わたげの上なのか知らないけどずっと浮いている。さっさと地面を求めるべきだ。地の中に埋まるべきだと思う。そしてそこから出てこない方がいいと思う。地の上でにんげんにふまれて地と一体化して自分を固めるべきだと思う。あなたは外に出るべきじゃない。踏んづけたらいい芽がでるのだ。だから待つべきだ。同じものがたくさん土に降ってくる。その中で私は苦しくなる。私はほかの目に押しつぶされそうで、息が場所が苦しくなる。なんでこんな場所に来てしまったのだろうか。私はまだ浮く事ができる。だけど人間の足がいくつも降ってきて溺れそうになる。これは栄養になると誤魔化す。そして私はくさっていく。そして水たまりの上に浮いている

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