そして、人類は『出会い』を経験する

正体不明の謎の相手から謎の攻撃を受け続けている、宇宙時代の地球人類。
その対応に苦慮する中で話題になっている、宇宙を泳ぐ謎の巨大魚というどこか不気味な『怪談』。
その謎を探るべく、目撃情報があった宙域へと向かった部隊が遭遇するのは、果たして……。

様々な知性と接触、遭遇していく人類。その中で経験していくであろう『ファースト・コンタクト』。
ネタバレは避けますが、この作品で描かれるのは果たして良い形での交流だったのか、それとも……。
この短編が描くのは、夢物語=フィクションではなく、自分たちの現在と直結した1つの可能性かもしれない。
そんな事も考えさせられる、様々なテーマを内包した、良質なSF作品です。