ひとときの愛の語らいは、千年へ

「好きだけど嫌い」から始まる、二人だけの時間。
それは永遠とも思えるような長い時へ。

この短い作品の中には、二つの時が同時に存在している。
一つは幸せなほんのひととき。
もう一つは人の一生を優に超える長い時。
愛する人を失うかも知れないと感じる不安と、ずっと一緒にいたいと願う望みを濃縮した逸品。

ささやくほうもささやかれるほうも、愛に満ちた言葉で、読むと優しい気持ちになれるショートストーリーです。あと男の子がカワイイ。。