砂漠の惑星でのデッド・レース(危機一髪)

のの(まゆたん@病持ちで返信等おくれます

第1話

「ファリ」「大丈夫だ!」


そこは惑星 ラベンダー色の空 3つの衛星 月 

赤い砂漠に 時に白と砂金の入り混じるマーブル上の砂漠に 煌びやかな水晶の丘

黒い石油の小さな泉


六足の半機械化ラクダに乗って 

俺と背に乗せたレーヴが砂漠の地を勢いよく駆け抜ける 疾走してゆく。

「ファリ」「いいからレーヴ、お前はしっかり俺の背中に捕まれ」


後ろからは俺たちを追う 

敵の部族の連中が銃を手にして次々とこちらに銃弾の嵐で攻めて来る


後ろのレーヴをチラリと見る。

「水の技術を持つ、空の彼方から来た天空人(宇宙人)を狙う輩が増えてきて」

俺はそっと呟く。


「ファリ、友好の約束を交わせば 僕たちは水を提供するのに」

「奴らにも面子があるんだろう」


「反撃しいたが 敵が多い」「どうするファリ?」「今、考えてる!」

「そ、そんなああ」 なんと一旦、銃弾が止む。

 

「おや?」「あれ?」

「奴ら、弾切れらしい こちらに追いついて剣や槍の攻撃か」



「あ‥」半機械化ラクダの足が何かに取られそうになって動きが鈍る。

砂の大地からは大きな怪物の手が伸びて飛び出す


「くそ、こんな時に いや、待って」

俺は乗り物である半機械化ラクダを操りながら 

怪物の手を誘いながら 

それから反転して俺は敵の奴らの方ににラクダに乗って駆け出す


「ちょっとファリいいい!うわあああああ」涙交じりのレーヴの絶叫

「レーヴ 舌を噛むぞ いいから!」


「気でも狂ったか ハハッ」敵の連中がせせら笑う。

「ゲ・・」「うああ」だが、すぐに奴らの顔色が変わった


「はああ!」掛け声と共に

勢いよく半機械化ラクダをジャンプさせ 敵の連中の頭上を飛び越えた。


すると案の定

砂の中にいた巨大なモンスターが顔を出して敵の男たちを襲って食らう

「ぎやあああ」「うわあああ」


「どうにか 危機は回避か」ホッとして俺ファリは肩をなで下ろすが 次には‥


「ファリ 動かないで!」「え?」


なんと のほほんな『のんびり屋』なレーヴが短銃を構えて俺を狙う!

「!!」声も出ない


ガチャリ レーヴがレーザー短銃で俺の肩寸前を打ち抜いた!


ポトリ、打ち抜かれたのは大きな俺の肩にいたサソリ

「大丈夫?ファリ 驚かせたね」「あ、あああ」


危機一髪 この日の俺にとっての衝撃だった 





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