第7話

花見さんが、義妹に活を入れてくれたから、少しはよくなったが、それは学校だけで、家では


 「ゆず!ゆず!朝ごはん!」


「あっごめん、お義母さん」


「最近、またぼーっとしてること多いよ。気をつけてね」


「うん、ごめんね。」


「・・・、ねぇゆず」


「何??」


「今日はお兄ちゃんの所行こうと思うんだけど、ゆずも行く?」


「・・・うん。行く」


ーーーーーーーー


 俺が俺の墓を見ている。なんだか変な気分。


 二人とも手を揃えて静かに何かを言っている。


 分からないな、聞いてあげたいけど


 あとそのケーキも食べたいけど、食べれないな。


 「お兄ちゃんって、今天国で何してるんだろうね?」

 義妹はお母さんに問いかける。


 「うーん、ゲームでもしてるんでじゃない?」


答えは二人を見ています。


 「天国にそもそも、ゲームあるのかな?」


「私はあると思うな」


「確かに、そう信じたいね。」


「うん。」


ゲームか、久しぶりにしたいな。と言うかアニメくらいは今の状況でも見えるはずだ。


 適当にクラスメイト達の後をつけて、隠れてアニメ見てるやつが居ないか探してみるか。


 でも、もう少しだけ見守ってからにしよう。


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【誤字訂正02:28】② 俺を嫌っている義妹を庇って死んだ。そして魂になったからもう遅い 激 辛 @eaconnn

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